しかし、同じ年頃の利用者さんに影で酷くイジメラレて作業所を辞めてしまいました。
ホームページを見てこの作業所に見学に来て再会しました。
服のセンスなどがとても良い女のコなので、アクセサリーの内職がとても上手にできました。
けれど鬱が酷くなると頭が廻らなくなりキツそうでした。
それで、前の作業所でしていた私のしている内職の中盤の作業をしていました。
けれど今日はSさんが3分の2完成させてしまったのですぐにすることが無くなりました。
私は仕上げの少しの残りををゆっくりしていました。
他の利用者さんは雑談していました。
SさんはMちゃんに
「じゃあ、時間あるから、
少し仕上げする?」
と誘いました。
利用当初、仕上げはしないと言っていましたが、
MちゃんはSさんに仕上げのレクチャーを受けました。
仕上げをすっかり忘れていたMちゃん。
私は、Sさんが席に戻ると、
もう一度Mちゃんに
以前、私がレクチャーした通りに教えました。
すると、Mちゃんは仕上げを思い出しました。
出来た製品はそれでも私から見て60点くらいでした。
私は難しいのを解っているので、
褒めてSさんに見せました。
Sさんはもう一度注意して
後を私に任せました。
緊張しまくっているMちゃん。
数をこなしてゆくと少しずつ上手くなっていきました。
60点の製品で、私が褒めたので
Sさんは今度は私の製品の仕上がりを心配して見に来ました。
私は自分には厳しいけど
仕上げをしてみると言ってくれたMちゃんを褒めて伸ばしたいと考えただけです。
一時間程で仕上げも終わりました。
Mちゃんは最後まで頑張ってくれました。
60点から75点位の出来になりました。製品として使える状態です。
鬱でキツイのに
久しぶりに頑張ってくれたMちゃん。
いつも仕上げに厳しい私が
褒めるのでSさんはクビを傾げていました。
健常者の職員が
このくらいならもっと完ぺきを求めるけど
利用者さんでほぼ初日の子に
そんな厳しく言いません。
みんなが雑談している中で、
唯一やります、と言ってくれたMちゃん。
お弁当も作らないで、やる気を失っていた今日の私はMちゃんに救われました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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