実録上海 第１３話 ［中国はやっぱり乾杯でしょ］

平成十七年六月十九日　ブログより　 

乾杯（一気飲み）

 

先月末に所轄の税務所長、署員の移動があり、交流会

（こちらでは非常に重要な接待）となった。 

挨拶が一通り済むと、すぐに白酒（40～50度）とワインでの乾杯。 

相手はこの日で全部の接待を処理しようとしたのか、

掛け持ちをしており、訳の判らない連中が次から次へと

顔を出し、その都度乾杯となる。 

 

こうなると肝臓を賭けた戦いと言っても過言では無く、

後のことなぞ考えずに飲まなければ、相手の面子を

つぶすことになってしまう。 

大抵ビール、ワイン、白酒というパターン。 

 

いきなり飲み始めると、食事をする気が失せ、胃の中は

酒がチャッポンと波打って大変な状態となるので、できる

だけ早くトイレに駆け込むようにしているが、この日は

油断してしまった。 

突然、天井が回転しだし、制御不能状態。

やっと宴会が終了した頃には歩くに歩けず、支えられ

ながら放り込まれた車の中でダウン。 

 

二次会のカラオケに向かって走る車の窓を開け、

オェーッ（失礼）の後、意識不明になってしまった。

気が付くと車には誰もおらず、誰かが気を利かして窓を

開けてあったため、大量の蚊が入り、私を襲っていた。

それでもつらいので寝ていると、同僚が戻り何かわめいている。

 

かなり酔っている様子なので無視していると、突然胸倉を掴み、

往復ビンタをするでは無いか。 

 

「テメー起きろッ」「俺はセクハラをしてきたゾ～～」 

 

判らないことをわめいている。 

からまれるといやなので、死んだふりをしていた。 

 

いつか仕返しをしてやる！！

 

．．．この同僚の名前が知りたい方は、メールください。