実録上海 第25話 「中国人の財テク」

2011-11-16 | 出来事

無論真面目にやっている人もいると思いますが、.....

[こんな手口にご用心]

日本では「原価低減活動」は会社の利益のためですが、中国では

個人の財テクとして存在することがあります。

仕入れ担当者レベルだと、値切った分は自分へのご褒美として、

リベートととなります。

時には総経理(社長)がトンネル会社を作り、自動的に懐に入るシステム

にしたりもあります。

Aランクの材料をBランクにすり替えたり、遠隔地の倉庫の商品を

盗まれたことにして売り払ったり。

考えられる方法をいろいろと実践していきます。

大抵の工場の資材置き場は鍵を掛け、信用度の高い係員が常に

チェックするのが一般的。

それでも一度、倉庫の中の物が盗まれたことがありました。

二階の窓から侵入したのですが、特定の材料だけの被害。

新手の仕入れといったところでしょうか。

公安が来たので、どうするかと見ていると、足跡らしきものが着いた

床材を切り取って帰っていき、それっきり。

解決する気は無かったようです。

もっとひどいケースでは、出社したら、事務所のパソコン等が売り

払われていたという笑えない話しも聞いたことがあります。

マナーの問題もそうですが、まだまだ先進国に追いつくには

足りないものが多い中国です。 

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