中国では同郷者が集団で仕事先を移ったり、稼がせてくれるリーダーが
より良い条件を見つけると、突然職場を放棄することがあります。
日本向けのコンテナへの積み込みが、週末になることがあり、
先週の土曜日も組立工程は出勤することになっていました。
しかし、たまたま出張していた私の元に、組み立て工が12人出勤して
いないという報告が飛び込んで来た。
どうも折江省の他の工場に団体で就職活動に出かけたらしく、生産はストップ状態。
移動中の車の中で「中国だからこんなことも有りだ~ね」と自分を
慰めながら対策会議。
同行の工場長のS君が「あいつらクビにしてやる」「あのばかやろう」とか
ブツブツいいながら手を打っていく。そう、彼はあの毛深い、
黒龍江省出身の人です。
臨時工をかき集めるが、人の足元を見透かして高いことを言ってくる。
どんな時でも交渉から始まるのが中国スタイルです。
結果しとては8人が転職し、リストラ効果とはなりましたが、
中国人の生き方は日本人には理解できません。
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