ありがとうございますーーーー!
みなさんの温かいコメント、うれしいです;;
と言っておいてなんですが
今日もホルニヒ語らせてね^^;
リヒャルト・ホルニヒは18年にわたってバイエルン国王ルートヴィヒ2世に側近として仕えたお気に入りです
(なんか微妙に説明が丁寧になってる? 笑)
彼はヴィスコンティ版でも2012年版の映画でも悪い人間としては描かれていないんですが
私が読んだルートヴィヒ2世の伝記でも悪くは言われていません
それどころか王にいい影響を与えたとまで表現されています
私が読んでいるのはこの本↓の改定前の版です
狂王ルートヴィヒ―夢の王国の黄昏 (中公文庫BIBLIO) | |
Jean Des Cars,三保 元 | |
中央公論新社 |
全てで善人として描かれているのがどうにも気になっていました^^;
それというのも私が知ってる王の男性の愛人というのは
たいてい不幸な死を遂げるか悪人として後世に語り継がれているからです
例:エドワード2世→愛人処刑(拷問死)
フリードリッヒ大王→愛人銃殺(TVで見ただけなので怪しいけど)
ルイ13世→愛人処刑
という具合に悲惨な末路です
時代が野蛮だったからといえばそれまでですが、女性の愛人は処刑はされないですよね、普通
おそらく政治的に無力になってしまえばそれでOKだったのでしょう
しかし男性の愛人となると結婚に差し障りがあるとか子どもができないとかといった理由もあるからか
(それ以前にキリスト教では同性愛は罪ですが)嫌われ方がものすごいので
フリードリッヒ大王の愛人は皇太子時代に父王が銃殺したとTVで言ってました(ホントかな^^;)
エドワード2世の愛人は映画「ブレイブハート」の中では
確か父王が窓から突き落として殺す場面があったように記憶しています
史実とは違いますが・・・
(いろいろあるので多くは語りませんがエドワード2世の王妃はソフィー・マルソーが演じるようなかわいそうな人ではないし)
史実ではエドワード2世の王妃が処刑(拷問付)します
とまあ、殺されて当たり前の存在なんですが
ホルニヒはルートヴィヒ2世が廃位される前に失脚しているとはいえ
廃位後に嬲り殺されてもいいのでは?という疑問があったのですよ・・・
それでいろいろ気になって調べていると
ホルニヒは王の死後も生きながらえるのですが
それどころか後年ルートヴィヒ2世の叔父で廃位後摂政になったルイトポルト公から爵位を授与されているんですよ!
ルートヴィヒ2世を廃位に追い込んだ首謀者の一人とみなされてもしょうがない人物からの受爵です
これは驚きです!!
なぜ?
なぜ王の死後に好待遇を受けた?
生前に爵位を与えられて身分上昇があっても不思議ではないですが
死後なのは実に不思議です
それでずーーーーっと悶々と数週間悩んでいたんですが^^;
今朝洗濯物干してる時に天啓が!オオゲサ
叔父のルイトポルトはルートヴィヒ2世の常軌を逸した振る舞いや浪費を快く思っていなかったでしょうが
王位を狙っていたわけではないと考える方が自然だということに気が付きました
実際には摂政になってしまうので政治的野心や名誉欲が強かったと語る人がいるので
それがどうも私にはミスリードになってしまったようです
よくよく考えると
ルイトポルトは王位転覆をしてもあまり得をしないんです
というのも、ルートヴィヒ2世は同性愛者なので子どもをつくる可能性はありません
弟のオットーがルートヴィヒ2世の次の王になるはずですが
オットーはすでに精神に異常をきたしていて実質的な為政者にはなれません
ということはルートヴィヒ2世が死ねば自然にルイトポルトに摂政としての地位が回ってくるし
オットーに子どもがいないのですから自然に自分の息子(王の従弟)が王位継承順位第1位になるわけです
待てばいいだけです
わざわざ廃位するなど寝覚めの悪いことをして歴史に名を残すことはないわけです
むしろルートヴィヒ2世がいつまでも同性愛に溺れていた方がいいわけで
そうするとホルニヒががっちりルートヴィヒ2世の心をつかんでいるのはありがたかったのかもしれません
ホルニヒは他の王の愛人のように政治に口出しするようなことはせず、身分の上昇も求めていません
(本人が求めていないかは不明ですが少なくともルートヴィヒ2世は上昇させていない)
それなら政治的には無に等しいただの使用人ですからね
それともう一点
ホルニヒはルートヴィヒ2世の廃位1年前に失脚しましたが
その後で政府と王の関係が急速に悪化したのかもしれないと考えると
それまで政府と王の連絡係をしていたホルニヒがとてもいい働きをしていたため
関係がある程度保たれていたのではないかとも考えられます
そうなると良好な関係を持続させていたことは政府も摂政ルイトポルトもよくわかっていて
王の死後の受爵というのはそのお礼?と考えることもできるわけです
(後年のホテル経営がよかったとか別に理由があるかもだけどねw)
一時はルイトポルトに協力した見返りに受爵したのかと考えてホルニヒ極悪人説も(私の頭の中で)出てたんですが
本当に善人で仕事できるヤツだってことに納得して
(連絡係以外にもかなり仕事できるヤツなんですよw)
かなり自分的にはスッキリしてます
またまた皆様には面白くない内容ですみません^^;
**コメントありがとうございます
カンバーナニーさん
送信事故じゃないですw
ベネのスナップショットは男の子がゴマちゃん持ってるやつじゃないですか?
ベネさんパパですよね~ツクヅク
OGULA AZUKIさん
すみません~皆さんに理解してもらえないのわかってるんですけど^^;
でもちょっとさみしくてw
他の方のところにも行ってないと聞いて安心しましたwww
今日もアレな話題ですみません^^;
進さん
いろいろありがとます
なんかね誰にも読んでもらえてないんじゃないかって不安になるのね^^;
知識はね・・・もうただのオタクだから!気にしないで(笑)
ハナさん
いえいえホルニヒ知らないのが普通ですから!(汗)
「貴婦人と一角獣」があったの気づきませんでした!
今度確認してみます
あのタピストリーってフランスにあるんですよね?
どこのお城の設定なんだろ?
お題ありがとございますwww
ランキングに参加しています
←これをクリック
別タブで開くバージョン
←これをクリック
タブが開かないバージョン
今日の内容を読んで、なるほどそれはそうだ!と。
自分は歴史と言っても遺伝的なところに興味があって
その辺のところでルートヴィッヒをほんの浅く知っていたくらい^^;
まぁ、遺伝云々のこともペラペラの知識にすぎないしw
あ、この方は遺伝とかは関係ないけど。
それに仕えたホルニヒの事とか全然分からないから、エリアさんの内容を読んで
それは絶対それよ!とおおいに納得しました。
他ページに飛んだり、コメントしたりするとダヤンリーダーをポチるの忘れる率多いのよ!
今日は忘れずポチりますよ~w
ホルニヒ、なるほど。エリアさんの深い考察のおかげで、今度はもっと興味を持ってルートヴィヒが見られそうです。
コメントは、初めてですけど、シャーロックの大ファンで、いつも楽しみにしてます。だからこれからも続けて下さいねー!