『ルートヴィヒ（ヴィスコンティ版）』キャラクター紹介（５）ホルシュタイン伯爵 /ウンベルト・オルシーニ

動画よりスクリーンショット




『ルートヴィヒ（ヴィスコンティ版）』キャラクターご紹介4回目の今日は
ホルシュタイン伯爵 /ウンベルト・オルシーニです

あれ？と気づいてくださった方はどれほどいるだろう・・・
ホルシュタイン伯爵っておかしくない？って思いませんか？
そうです史実ではホルンシュタイン伯爵です
しかしこのヴィスコンティ版ではどうやらホルシュタイン伯爵が正解のようなんです＾＾；
映画の日本語字幕やのwikiや映画紹介を見て間違っていると思ってたんですが
IMDbを見ても

この通りホルシュタインで表記されているんですよ！
映画全体で間違ったの？
うーん！ヴィスコンティって貴族の末裔でしょ？
よその国とはいえ伯爵の名前にそんなに鈍感でいられるのかな？？？
まあ詳しいことはわかりませんが、この映画ではホルシュタイン伯爵です


このホルシュタイン伯爵は映画の中ではとても大きな役どころ
言ってしまえばヴィランです
戦うわけはないですが（笑）ルートヴィヒ2世を廃位に追い込むためにいろいろと画策し
最後には死因まで宣告するヤカラです

ルートヴィヒ2世の寵臣だったのに失脚したために君主を陥れる悪人として描かれていて
史実でも廃位の謀略の旗頭です
（この映画ではほとんど出てきませんが史実では彼と当時の首相ルッツが主犯格）

このホルンシュタイン伯爵はルートヴィヒの人生にかなり影響を与えている人で
史実では彼（とポール・ド・タクシス）の結婚がルートヴィヒに結婚を決意させたようですし


プロイセン王を皇帝に推薦する手紙を書くようにビスマルクが画策しますが
ルートヴィヒの説得にあたったのはこのホルンシュタイン伯爵です
（画像はそのシーン）
これはドイツ史においてかなり重要な局面です
この大役を果たしたホルンシュタイン伯爵というのはかなりの影響力を持っていたと考えていいと思いますが
彼はそのことでお金を手にしていますので私利私欲がからんでいたようです
ルートヴィヒの築城資金もこのことでのお礼としてビスマルクが出しているという話もあるようです

結婚、屈辱的な皇帝推薦、廃位とルートヴィヒの人生の全ての局面で重要な役割を果たしていますね
全ての出来事がルートヴィヒにとっての不幸だというところがなんとも…


この役を演じている俳優さんウンベルト・オルシーニは
調べても大した情報はでてきませんでした
デュルクハイムを演じたヘルムート・グリームは”二名目俳優”という大きな看板がついていましたが
この人は何もないです＾＾；
俳優としてはそれほど成功しなかったのかな～





2016年5月14日(土)より公開される「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー〜」→こちら

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	ヘルムート・バーガー,ロミー・シュナイダー,トレヴァー・ハワード,シルバーナ・マンガーノ,ヘルムート・グリーム
	紀伊國屋書店

イマジカBSで『ルートヴィヒ／神々の黄昏［復元完全版］』05月08日(日) 深夜03:45（27：45）～08:00放送
詳しくは→こちら






**コメントありがとうございます
月青さん
腱鞘炎！
私もちょっとそれは心配です
でも今のところは重さがないぶん楽ですw

進さん
艶！わかるわ～
実家で使っててそのまま持ってきたものには艶があるよ！
艶も出るけどすべりもよくなってた気がする～







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