2025年の初撮りは東山植物園にしました。
実は朝道路が濡れていたので雨が降ったのかと思っていましたが、後でニュースを見たら名古屋で初雪が観測されたとのことでした。
今年の冬は寒さが厳しいですが、澄んだ空気の中でゆっくりと撮影を楽しむことができました。
この時期花は少ないですが、いくつか発見がありました。
タイトル画像は武家屋敷門前の葦の門松です。
葦の門松は1570年、姉川の合戦に信長軍の一員として従事していた兼松又四朗正吉が陣中で正月を迎えたおり、部下に河原に生えていた葦を刈らせ真竹を切って質素な門松を立てて武運を祈りました。
姉川の合戦は結局決着がつきませんでしたが、これに続く朝倉攻めは信長軍の大勝利になったことから、吉例として以来、兼松家では代々葦の門松で正月を祝ったとのことです。
この武家屋敷門は大正8年まで兼松家の屋敷門として使用されていたものを昭和42年に移築したもので、植物園でも兼松家の伝統にならって以来毎年葦の門松を立てて正月をお祝いしているとのこと。
1)寒椿
冬の花の代表が椿ですが、なかなか綺麗な状態のものを見つけることができません。
それは花が咲くとすかさず鳥たちが啄んでしまうからということを以前植物園の方から聞いたことがあります。

2)サザンカ
白いサザンカと赤の椿で紅白に。

3)清々しい冬の青空

4)センリョウ(千両、仙蓼、センリョウ科センリョウ属に属する常緑小低木)
花の少ない冬に赤い実をつけるので正月飾りに使われる。

5)キミノセンリョウ(黄実千両)
センリョウの黄色品種

6)もう1枚キミノセンリョウを太陽をバックに

7)ナンテン(南天、メギ科ナンテン属の常緑低木)
こちらも冬に色どりを与えてくれます。

8)キチジョウソウ(吉祥草、スズラン亜科の常緑多年草)の実
しゃがんで熱心に写真を撮っている人がいたので話しかけたら、実を見られるのは大変珍しいとのことなので、撮っておきました。

9)いつも春先にマンサクを撮影する場所にありました。
名前を控えたはずなのですが、わからなくなってしまいました。

10)中国ガマズミの実?

11)シャクナゲモドキ(石楠花擬、マンサク科シャクナゲモドキ属の常緑低木)の実

12)真っ赤な葉が印象的でした

13)これも葉の先が真っ赤になっていて、逆光に映えていました。

ここからは晩秋の名残のモミジの葉です。
14)まだこんなにも色を残しているなんて驚きです。

15)捕らわれのモミジ

16)モミジの葉で散り敷かれたところで存在感を放っていました。

こうしてみると、赤い色が入った縁起のいい写真が結構撮れたと思います。
今年もいろいろな所に行って、多くの写真が撮れたらと思います。