c'est joli ここちよく たのしく すこやかに・・・

庭で育てた草花と描く情景画
les couleur
高折みゆき

色を塗るときに・・・

2022年06月13日 11時46分40秒 | 色 color





きらめくような
みずみずしい朝陽

すべてをつつんでくれるかのような
力つよくも
どこか・・・やわらかな夕陽

日中には、青い澄んだ空に
もくもくとした
まっ白な雲たちがいろいろな景色を描いてくれています

朝・日中・夕と・・・
さまざまな表情を見せてくれる
空の景色

6月21日の夏至までは、
お陽さまの光をいっぱいに感じられる日々

曇りの日でも
たくさんの光を感じられるほど
陽の光がつよい季節です

忙しい日々のなかでも
お昼休みのときにでも
ふとお出かけしたときにでも
空を見あげて
大きく大きく深呼吸してみるような時間を
ぜひ、とってみてくださいね

ふっと自分を解放して、自然を感じるような時間は
とても、ちいさな行動かもしれませんが、
それでも、人のこころとからだに、たくさんの
おおきな恩恵をもたらしてくれるように感じます
ぜひ、お試しくださいね
ここ数日、
次の個展に向けて、
色を塗る日々です

この時間は、わたしのとても好きな時間であり、
とてもとても大切な時間

色を塗る行為は
ダイレクトに
自分自身のこと・・・
コンディションのようなものが
わかってしまうので、
塗りはじめる前とかは、
こころの状態のようなものに
いつもよりも、さらにほんのすこし意識を向けて
自分なりに整えるように心がけています

作品作りに関しても、色塗りに関しても言えることなのですが、
そこには、100%の正解というものはありません

もっといい色で塗れるはず・・・
そんな風に思うこともあって、いつまで経っても終わりがないような時も
時にはあったりします

だからこそ、心のセンサーのようなものを
とても大切にしています
センサーといっても、大したことではなくて、
人が聞いたら、きっと笑ってしまうようなことなのですが、
なんだか、こころがわくわくしていたり
こころが、よろこんでいるように感じたり
集中して、無我夢中になっているような状態のときには
自分でも、あーいい色だなぁって、思えるときは、
不思議と、胸のあたり・・・といいますか
こころがスーッと解放されるような
溶けていくような感覚があるときには、とてもよい感じに塗れていることが多いです

そんな時に誕生する
色たちは、濁りがなくて、
とてもクリアで、透明感がある・・・

こころの状態が反映されるのかもしれませんね

いい色に塗るんだって、意気込んでも、力が入り過ぎても
それは、なんだか濁ることがあって、時間がなくて焦ってしまえばしまうほど
その日によっては、何枚かいても濁る日もあって・・・

そういう時には、以前は、それでも・・・と思って、
がんばって躍起になってしまっていましたが
そういう時は、そのまま続けても、なかなか状況は改善しないということが
これまでの経験でわかってきているので、例え忙しくても
思い切って、まったく違うことをするようにしています

例えば、いちばん手軽なのは、
ゆっくりと、お気に入りのコーヒーとか紅茶を入れてみるとか
例えば、お出汁から丁寧にとって、お料理をするとか・・・
例えば、雨でも、晴れでも、
散歩に出かけて、外の空気に触れて、たくさん深呼吸してみるとか・・・
ほんの少しでも、ドライブにでかけるとか・・・

そんな風に、まったく違う空間にしばらく佇んでいると
頭や理性で考えすぎてしまって、頑なになってしまっていたものが
いつしか切り替えられて、ほぐれて
こころが整うせいなのか、それ以降の時間は、まったく違った色になっていることが多いようです

濁りが悪いという訳ではありませんが、
やはり絵の具と絵の具が
混ざりあっても
なぜか濁らずに、溶け合い
そして調和し合うような
あらたな色が誕生する・・・
そんな色が塗れたときには、
とてもうれしいのです

ふと感じたのですが
人と人もそんなことがいえますよね
人と人とが出会って、
こころとこころが触れ合い
溶け合い
あらたな・・・うつくしい色が誕生するかのように、
なにかが生まれるような関係性というものは
ほんとうに、うつくしいですし、尊い

人と人とが出会い
摩擦し合って、磨かれるなら良いのですが、
どちらのこころも
どこか淀んで、濁ってしまうような時には、
無理してお付き合いしないで
先ほどのお話と同じように、
やはり
できる限り
距離だったり
時間だったり
すこし間をとった方がいいときもあるかもしれないですし・・・


色だって同じことがいえるときがあるのです
その色一色では、単色でとてもすばらしい色でも、
ほんの少し別の色をいれることで、さらにうつくしい色になったりする
また、混ぜないとしても、
別の色とコーディネートすることで
お互いに引き立て合ったりして、
さらに、素敵な調和が生まれる・・・

人と人との関係にも似ているかもしれないですね・・・
なんだかおもしろい・・・

お互いが、その人が居てくれるから
その存在があるからこそ
あたらしいなにかが誕生するような勇気をくれる・・・
輝きを放つような
そんな関係性って素敵ですね

人生の物語には
きれいごとだけでは済まされないことも
ときにはあったりするかもしれませんが、
人と人との関係も、できれば、できることなら
そんな関係であってほしいと思ってしまいます


自分の周りに居てくれる人はもちろん

そして

会えないにしても
こころに居てくれる大切な人


その人が居てくれるだけで
その人のことを想うだけで
なんだか・・・
勇気だったり
元気だったり
こころがどこかあたたかくなって
こころの景色に光が灯るような
そして、心から
その幸せを願えるような・・・
・・・祈りにも似た想い・・・

そんな想いを分かちあえるような
そんな関係をたいせつに
たいせつにしたいと思います

そして
そんな風に思わせていただける人と
この人生のなかで出会えたということは
人生の物語のなかで
おおきなおおきなギフトだとも思うのです

そのギフトは、誰にでもあるものでは
ひょっとしたら無い方もいらっしゃるかもしれない・・・

もしもそうなら
やはり
この想いたいせつにしたいですね


色のお話から、べつのお話になってしまいましたが、

きょうも、お付き合いくださったなら、ありがとうございます。


あたらしい週のはじまり

気持ちをあたらしくして

あなたにとって

あなたのたいせつな人にとって

たくさんの笑顔と光を贈りあえる

素敵な日々になりますように


どうか、
きょうも
健やかで
空からの恵みをいっぱい感じて

あたたかな光を
いっぱい感じて

心の景色がきらきらと輝くような
素敵な1日になりますように!

お陽さまのような笑顔で
充実した素敵な1日をお過ごしください!