上下水道、ガス管、電線電柱、陸橋、地下道、トンネル、橋、道路、標識、ガードレール、ブロック塀……
これらは耐用年数が大体50年くらいに設計されています。
中には100年以上大丈夫なものもありますが、少数です。
この中でも上下水道とガス管の建造、維持コストが非常に高くて厄介です。
と言うわけで、上下水道とガス管を無くして文化的な生活が送れるのかどうか、シミュレーションしてみましょう!
まず、一番厄介になる問題がトイレです。
トイレに関しては、上図のような手押し車式のトイレを用意する必要があります。
これなくしては、文化的な生活は遅れないと断言できるでしょう。
ちなみにこの手押し車式トイレは非常に便利です。
紫色のホースで絶え間なく空気を吸いだします。要は空調です。
便器のふたを開ける前に、このホースを取り付けて、タンク内の空気を吸いだし続けることで、悪臭に悩まされなくて済むようになります。
(ちなみに排泄物は売却できるようになります)
ポイントはおしっこタンクとうんこタンクを別々にしておくことです。
こうしておくことで、最小限度の労力で内部を洗浄することが可能になります。
(おしっこには殺菌成分も含まれているので一石二鳥です)
タンク内部に3割ほど汚物がたまった段階で、処理場まで運んで肥料にします。
3割と言うのがポイントです。
満タンになってから運ぶと、たぶん運搬途中でこぼれます。
ゾッとしますね。
あとは料理、洗濯、お風呂ですが、お風呂に関しては濡れタオルで体をふくだけで結構綺麗になります。
濡れタオルを一日2本くらい無料で配るサービスを提供すればそれで問題はありません。
週に1回くらいはヘッドスパに通うことで、頭皮も守られます。
たぶん1分100円くらいで提供可能です。(これでも絶え間なくやれば時給6000円になります)
料理は全員食堂で食べてもらうことでキッチンが不要になります。
洗濯物は、都市内部に住んでいる国民全員の衣服を共有することで、一気に回収して一気に洗濯すれば問題解決です。
下着は10枚くらいたまった時点で、個別にクリーニングに出しましょう!
電線を無くすことは絶対に不可能ですが、これで上下水道ガス管に関しては、一部を除いて全て無くしても大丈夫だということが分かりましたね。
厚壁円錐型集合住宅。(小型の核兵器に耐えられる)
家賃:一部屋月額500円。
上下水道ガス管は無し。
衣服共有システム。
手押し車式トイレ。
濡れタオル、ヘッドスパサービス
ALL食堂。
ちなみにALL食堂スタイルになると、食材ロスも完全になくなりますね。
ファッションは楽しめなくなりますが、それは好景気な時の特典のようなものと考えて諦めましょう。