天保十二年のシェイクスピア
2020年2月26日 18時~ 日生劇場
作 井上ひさし
音楽・音楽監督 宮川彬良
演出 藤田俊太郎
キャスト
佐渡の三世次:<wbr />高橋一生
きじるしの王次:<wbr />浦井健治
お光 / おさち:<wbr />唯月ふうか
鰤の十兵衛 / 笹川の繁蔵:<wbr />辻萬長
お文:<wbr />樹里咲穂
お里:<wbr />土井ケイト
よだれ牛の紋太 / 蝮の九郎治:<wbr />阿部裕
小見川の花平 / 飯岡の助五郎:<wbr />玉置孝匡
尾瀬の幕兵衛:<wbr />章平
佐吉:<wbr />木内健人
浮舟太夫 / お冬:<wbr />熊谷彩春
清滝の老婆 / 飯炊きのおこま婆:<wbr />梅沢昌代
隊長:<wbr />木場勝己
<wbr />新川將人、<wbr />妹尾正文 / 田川景一、丹宗立峰、出口雅敏、山野靖博、可知寛子、白木美貴子、鈴木結加里、般若愛実、福田えり、武者真由、<wbr />森加織
シェイクスピア作品37品がすべて入っているという井上ひさしさんの作品。
これが昔作られたものというのがすごいですね。音楽とシーンがマッチしていて、
シェイクスピアの作品のセリフがいろいろなところに出てきていました。
どれがどれって考えてしまうと、ストーリが入ってこないので、それを捨てて楽しみました。
高橋一生さんの悪役ぶりがすごかったです。立て板に水のごとく、嘘を並べ立てて
相手を陥れるシーンなど、ゾクっとしました。
浦井君は、殺陣とかかっこよかったですし、たたずまいがぴったりでした。
満を持して登場という感じで、それまで温められていた舞台がさらにアップした感じ。
どんどん引き込まれました。
アンサンブルさんもみなさんご活躍で、丹宗さんや山野さんの賭博のシーンとか
可知さんや福田さん、武者さんたちの女郎のシーンとかもソロをつむいでいく感じが
みなさん歌ウマでした。
3時間半以上の舞台で観るのも結構パワー使うけど、みなさん本当に大変ですよね。
コロナ騒動のなかで、どうなるかなと心配したけど、観られてよかった。