FIVENINE佐久間雅一独言

いつまで続くか....
佐久間くんの悪戦苦闘仕事日記
たまに脱線あり

楽曲プレゼン

2006-09-08 17:18:11 | Weblog
とある有名女性シンガーへの楽曲プレゼン用に何曲か集める。
今のやり方って昔と随分変わりました。僕が昼夜毎日スタジオにいた頃は、作家の方々と打ち合せをきちんとして
出来上がったものを何度もやりとりして曲を練り上げていったものでした。
今は楽曲プレゼンというのが主流。ディレクター、プロデューサーがほんとに聴けないくらいいっぱい曲を集めてそこから選ぶスタイル。決して悪いとは思いません。競争社会ですから。
しかしながら、きちんと向き合わずにポイポイっていう人も多いですね。たまに「このままでいいのかなぁ」とも考えます。
尊敬する立川直樹さんにこの前お目にかかったときに嘆いてました。
「昔は制作マンってレコード会社の花形だったのに、いまじゃ彼等の立場ってないよね。」って。
同感。僕がレコード会社にいた頃の制作の人たちってホントに輝いてた。いつか僕もあんな風になれたらなぁ...て思いながら
毎日会社でそんな方々の仕事ぶりを盗み見したものです。明治維新で侍がいなくなったのとおんなじなのかなぁ....
ともかくエンターテイメントビジネスという言葉が普遍化し、本来最もこの仕事に似合わないマーケティングなる手法が闊歩し、多くの人たちが「制作なんて行きたくない...」とかなっちゃうらしいんです。ビックリですね。時代の流れなんでしょうか...
しかし短い間に結構良い曲も集まりました。採用されると良いのですが。