FIVENINE佐久間雅一独言

いつまで続くか....
佐久間くんの悪戦苦闘仕事日記
たまに脱線あり

被災地(浪板海岸)にカイリンちゃんと一緒に行ってきました。

2011-11-28 14:44:35 | Weblog
少し前に早稲田奉仕園の教会でカイリンちゃんのライブを行いました。
このイベントは、早稲田奉仕園の皆さんが震災後ずっとボランティア活動をなさっており、その一環でコンサートで募金を募り被災地の皆さんに学生たちで花をお届けしましょうというイベントでした。たくさんの方々においでいただき温かいお気持ちをいただきました。本当は僕等はこれでお役御免なのですが.....
せっかくのご縁です。僕等も是非お花を配る際はご一緒させてくださいとお願いし現地に早稲田奉仕園の方々そして早稲田大学生の有志、恵泉女学園の皆さんと週末ご一緒させていただきました。
早稲田の皆さんは既に何度も現地入りし活動をしており、地元の皆さんも暖かく迎え入れてくださいました。
場所は浪板海岸というところです。(最初の写真が海岸です。少し先にテトラポットの列が見えますか?
震災前はここまで砂浜だったんだそうです)

地図をご覧ください。鉄道が走っているのがわかると思います。

そしてこの写真.....
津波で破壊された鉄道の橋の跡です....いかに津波の浸食が凄かったかおわかりいただけますでしょうか。


このあたりは住宅の基礎だけが周辺に残っており.....。本当に恐ろしかったんだと思います。

半年以上が過ぎて、瓦礫の山は見えないところに移動(でも歩き回ると山のような瓦礫がまだまだあります)されており、僕等がお邪魔したときは天気もたまたま良くてとても静か。不謹慎かなぁ...着いた当初は長閑な空気が流れてるなぁなんて思ったりして....しかし、復興への道程はまだまだ先なんだと、歩き回ったり仮設住宅にお住まいの皆さんにお花を届けているうちにひしひしと感じる自分がいました。百聞は一見にしかずです。
つくづく来て良かったなぁと思いました。
お花をお配りした後でカイリンちゃんと一緒に仮設住宅の集会所で短い時間ですがライブをさせていただきました。バックを務める人もいないので何と僕が人前でギターをかき鳴らすというとんでもない事をしてしまいました。ご一緒した学生の皆さんにコーラスやってもらったり、恵泉の引率でらしていたMさんも楽器を持って来てくださり(なんと二胡奏者でした!)いっしょにamazing graceやったり、短い時間ですが楽しく演奏させていただきました。子供たちもたくさん集まってくれて聴いてくれたのが嬉しかったなぁ。

そう、学生たちのもうひとつの命題は現地の子供たちとの交流です。いっぱい一緒に遊んじゃおうっていうんでしょうか....子供たちも楽しみにしていたようで暗くなるまでずっと一緒でした。
この写真はカイリンちゃんと現地の子供さんたちとのスナップ。

はじめてお邪魔したのにヒョベ、ヒョベ...と(彼女の本名です)寄って来てくれました。
彼女も参加出来て良かったと言ってました。



心の傷は時間が解決するとよく言いますが、まだまだ傷は癒えないんだと思います。
そして僕等に出来る事も限られています。
でも小さなアクションの連鎖がきっと様々な復興を早めるのだと信じます。

早稲田奉仕園の皆様、学生諸君本当にお疲れさまでした。
僕は皆さんの真摯な気持ちに心の底から感動しました。

また微力ですがご一緒させてください。
子供たちとまた一緒に遊びたい。

帰途につく僕等のバスをすっと追いかけてくる彼等の姿を僕は忘れることはないでしょう。