職場は手術室

麻酔科の道を極めてみませんか?

手術室で働く周麻酔期看護師の仕事内容とは?

2025-02-05 05:17:28 | 看護師

手術室で働く周麻酔期看護師は、麻酔診療だけでなく、麻酔科医を直接サポートする器械出しと、手術全般のサポートを行う外回りも仕事に含まれる。
外科病棟の勤務とは異なる働き方であり、手術や疾患に関する専門的な知識が求められる職場といえるだとう。
また、手術は患者の命に関わる大がかりな治療が多く、周麻酔期看護師の仕事は精神的にも体力的にも負担が大きく、責任も重い。
さらに、手術室では、病棟看護とは異なる能力が求められることも覚えておこう。
手術室で働く周麻酔期看護師に必要な能力およびスキルは、主に次の3つである。
1つ目は、強さだ。
体力・精神力ともに強くなければ、手術室の仕事は務まらない。
手術は通常で2〜3時間、長い場合では15時間以上におよぶこともある。
その間は一時も集中力を切らさず、任務を遂行しなければならない。
もちろんずっと立ちっぱなしである。
2つ目は、的確に判断できる冷静さである。
事前に綿密な検査をしていても、いざ執刀してみると、予想外の事態が起こることも多い。
どのような事態が発生しても、慌てずに行動しなければならない。
的確に状況を把握し、柔軟に対応できる冷静さが不可欠なのだ。
3つ目は、事前予測を行ってスピーディーに行動するスキルだ。
器械出しでは医師の指示でスピーディーに機械を手渡さなければならない。
状況を先読みし、次に必要な機械を予測するなど、即座に反応できるスキルが求められる。
外回りでも手術室全体の状況を常に把握し、スムーズに手術が進むよう、全体に気配りをしなければならない。
マルチタスクが求められるので、常に先読みをして行動する必要があるのだ。


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