インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

Guru Kumudini Lakhia jiの新作「MERAKI」

2019-01-17 | 公演案内 performance
<古典>とされるジャンルの芸術が、
なぜ数千年の時を経て今なお人々に愛されるのか?

年月や人々の確固たる美意識をもって受け継がれ筋がスッと一本通っているから。

でもそれだけでは現代に呼応しないと思う。
古典の素地に「今」の空気感に呼応するエッセンスが含まれて、始めて現代と調和すると思います。

そのバランスが素晴らしく、いつも古典のエレガンスと人々をあっと魅力する美しい振付や構成、照明による舞台空間、衣装とダンサーのバランス...舞台芸術としてのクオリティが光るのはGuru Kumudini Lakhia だけが為せる技と想う。

80代最後の今年90歳を迎えるKumiben...
新しい作品を今創られる、それだけで既にリスペクト‼︎

10代のダンサーと90歳を迎える振付家、どうやってまとめるのだろう⁈

当然ながら日々のカタック舞踊のトレーニング、振付られた作品のブラッシュアップ、衣装のアイディアを衣装に仕立てるまでのプロセスとか、ミュージシャンを取りまとめて流れをシェアするまでの膨大な作業とリハーサル...

あらゆる作業をスマートに取りまとめているのがトップダンサーのSanjukta Sinha だと思う。

カタック舞踊の、舞踊家としての成熟した時期は長く無い。アスリートと同様。知識、身体能力、センス、舞台に関わる全ての関係者との関係づくり...

あらゆる事にバランス出来るようになってきて、今のKadambは今までの50年の歴史とまはまた違う表情を見せているのは、彼女の活躍なくして語れない。

SanjuktaがKumibenの前で踊る時は踊りが変わると教えてくれた事がある。今でもそうだろうか...だとしたら、この化学反応が観れるのは今だけだろうと想う。

私が観に行けないと100も承知だろうけれど案内を送ってくれた。
多分、どれ程わたしが観たいと思うか知っているし、Kumibenの生徒なら必ず初演を観た方が良いと感じているからだろう。

Kadamb の作品は二度と同じ構成で上演される事が無いのではないか?と感じる程、毎度毎度レタッチされる。

Kumibenが教室にふらりと入って来て、「ここはこうしてね」とさらりと(本当は一晩考えていたのかも知れないけど...⁉︎そう見えない。)振付直ししたりフォーメーションを変えたりされる。
それでダンサーがアジャストしなければならないので稽古に打ち込む。また新しい流れが生まれる...

そんな潮流の幕開けを、インドにいる皆様、是非目に焼き付けてください❣️

是非劇場へ足を運び、身体ひとつで表現されるカタック舞踊の素晴らしい世界観を、全身でenjoyしてください😊🎀

✨✨✨MERAKI✨✨✨

1/30 Ahmedabad アーメダバード
1/2 Bengakuru バンガロール
2/2 Chennai チェンナイ
2/4 Vadodara ヴァローダ、グジャラート
2/6 Mumbai ムンバイ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿