インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

2日目(デリー)

2008-10-08 | インド日和~旅日記~
予定はギッチリ詰まっていた。

朝ごはんにバタートーストを食べて
チャイを飲んだらすぐにホテルを飛び出した。

旅の始まりはいつも寺院へ行く。
ムスリム寺の時もあるしヒンズー寺の時もある。
ホテルでコンノートにハヌマーン寺があると聞いてリクシャに乗った。

そこは小さめのヒンズー寺で、あらゆる神様像が並んでいた。
入り口で花を買ってみた。
どこからともなく来た女の子が、花をあげる順番を教えてくれた。
リンガ、牛、クリシュナ、ガネーシャ、ハヌマーン・・・
靴を脱いで床に手をついてベルを鳴らしながら回ってゆく。

彼女達は出勤前だという3人組だった。
お参りの後も外国人が気になる様子。
10時の開店まで暇な私を連れてふらふら、道端チャイをしに行く。

コンノートの朝は花市になっていた。

「そう言えば爆発事件があったでしょ?」デリーっ子はどう思っているんだろうと興味があったので水をむけてみる。
すぐ近くだから観に行こうという事になった。
そこはセンターサークルの中の芝生で、少し砂を盛った様になるばかりで言われなければ分からなかった。1,2日は物々しい様子だったけどそれだけ、だって。でもやっぱりみんなちょっと恐いし、気をつけるに限る。でも恐がっていても仕方ないから・・・と普通に生活を続けていた。

地下鉄の入り口で彼女達と別れ、今度はムスリムの墓「ジャマーマスジット」観光へ。デリーに少し前に出来た地下鉄はきれいで、安全。混雑も東京ほどではなく快適だ。途中、降りる駅を訪ねた女の子は話すうちにラクノウ出身と知り、私はカタックダンサーよと話すとなんと彼女もカタックを始めたところだという。2人目のグルジの名を知っていて、電車の中で会った見知らぬもの同士なのにすっかり打ち解けてしまった。

久々のジャマーマスジットはわざわざ出かけたのに観光地化しており、何も感じるところが無く残念だった。

いざ、目的のサリー店を探しに。
道を尋ねたおばさんは旅行会社の人手ガイド無しで大丈夫?!と商売を始めんばかり。よって来た子ども達に騙されて店の裏側へ案内されて「この店はもう無くなったから僕がいい店へ連れて行ってあげる」といわれる。日本のガイドブックに「気をつけるように!」といかにも書いてありそうな騙し文句に苦笑い。

2,3時間居ただろうか。
何千枚とあるサリーから希望のチョイスを探し出すのには膨大な時間と気力が必要。生徒の顔を思い浮かべながら色を選んでゆく。サリーは殆ど一点モノに近く、色味にバラつきがあり根気良くリクエストを出し続けてイメージに近いものを手元に集めてゆく。
店員がそろそろ決めてくれと投げ出さんばかりになった頃漸く心を決めた。

フッと時計をみると1時間もチェックアウトをオーバーしている!

ホテルへ飛んで帰ったけど「別にいーよー」って感じだった。

リクシャと交渉して夜まで貸切る。言い値でいいという。
荷物を乗せてランチへ。
南インドのドーサを食べに行く。手ごろで超美味しかった!

そのまま行ってみたかった「ジャンタルマンタル」へ。
入口で「どこから来たの?」と聞かれ思わず「ネパール」と答えた。
200Rs.が5Rs.くらいだったか。

物凄い面白いラインの集合体で、初めて行ったんだけど感動的だった。
あちこち階段を上ってみたりした。
そしたらまた女の子が来て、姉夫妻と来たのだが自分のフィアンセはパンジャブに居て一人でつまらないから話をしようという。

今日は変な日。
一人出来たのに、ずっと誰かと話をしている。


夜、また降り出した雨のなか暗くなったデリーを後にした。

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