インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

インドのエステティクス

2013-04-06 | インド日和~旅日記~
大都市ニューデリーや,
馴染みの薄いラクナウを通り抜けて

カダム舞踊学校のあるアーメダバードへ飛ぶと
驚く程,ホ~っとするものだ。と思った。

インディラガンディー(デリー)空港で出発を待つ列にグジャラーティー顔がいっぱいなだけで
既にちょっとホッとしている私が居ました。(自分で自分の事がちょっと可笑しくて,内心笑っちゃったけど。)

それはちょっとは土地勘があるという事と,
インドの師匠や学校,友人やホストファミリーが居る安心感,

あとはやっぱりグジャラート人の気質が穏やかでホッとするんだろうなと思いました。


Kadambの門をくぐる時には
いつもそれを感じます。



まだだれも来て居ない,
朝のひっそり静かなkadambは

それでも何か気が残っており
静かにkathakに向かう事の出来る
そういうエナジーに満ちているのです。



つめたい石の床,
そっと羽を休めるクジャクたち。

強い太陽の日差しに向かって
青々と伸びる樹々,葉の元気な事。

私が感じる
インドならではのエステティクス・・・。




師匠に振付をして頂いたり,
サンジュクタに作品を創ってもらったり。

そういう事の他に
眼に見えないこのエナジーをカラダ一杯に吸い込む為に
ここまでいつも通っているのだなと思う瞬間。

大切ななにかなのです。
ちょっと言葉にならないけれど。



Kadambに入った日の夜,Saptakのコンサートがありました。
3月なのに珍しく。ラッキー!
この夜のアーティストはKadambのTabla PritvirajのソロとDhurpad声楽のGundecha Brothers。

毎回お会いするな,グンデチャジー。
どれ程沢山のコンサートをなさっているのかしらん。

しかしながら長旅の後,
真夜中のドゥルパッド声楽に私のアタマはこくん、こくんとなってしまいまして御免なさい。

彼らのグルクルで学ぶ日本人の想くんは,最近実力をつけソロ活動をはじめられたとの事。
素晴しいですね!また次に会える日が楽しみ。

そう,古典芸術の公演が日々あることもまた
心に潤いをもたらしてくれるインドの素晴しい一面だとそう思います。


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