前回の記事の授業プリントを見ていたら、「世の中のルールは頭のいいやつが自分に都合よく作っている。損したくなかったら勉強しろ!」というメモ書きが。決めゼリフをちゃんとメモってるとは、嬉しいわあ。
それと、あのグラフもインパクトがあったようで、「政治が大事」などの感想もあった。他人事じゃないと思ってくれたら成功だあね!
さて次はどんな視点を示すとするか。
前回の記事の授業プリントを見ていたら、「世の中のルールは頭のいいやつが自分に都合よく作っている。損したくなかったら勉強しろ!」というメモ書きが。決めゼリフをちゃんとメモってるとは、嬉しいわあ。
それと、あのグラフもインパクトがあったようで、「政治が大事」などの感想もあった。他人事じゃないと思ってくれたら成功だあね!
さて次はどんな視点を示すとするか。
期末テストの直前の授業、生徒の希望は自習。でもカエル🐸はただの自習は不本意なので、少し授業をしました。テーマは社会科の先に目指すもの。
示した資料はこちらのグラフ(と同じ内容の、別のグラフ)。
https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=2179&pid=970441
ドイツから順に賃金の推移を見せて、最後に日本を見せると、生徒から驚きと落胆の声。
なんでこうなった?日本人が怠けているから?と問うと、「岸田さん」「増税」。意外と関心あるなあ。
カエル🐸は、「これは政治の失敗。そして国民が豊かななる政治を要求しない国民の責任。6年後に君たちは、豊かにしてくれる政治家を選べるようになろう」と話しました。
そして最後にドラゴン桜の名ゼリフ。
「世の中のルールってのはな、頭のいい奴らが自分に都合がいいように作っているんだ。騙されて損したくなかったらな、お前ら勉強しろ!」
阿部寛の口調を真似て、ビシッと決めてやりました。生徒はニヤニヤして聞いていました。よし!お前ら、自習しろ!プリントが欲しけりゃ用意してやる。
とまあ、こんなネタを時々入れて、政治に意識を向けさせようと企んでいます。
カエル🐸の仮説(前回)でいくと、若者を投票所へ向かわせるのは簡単です。
かつて日本には社会主義という大テーマがあり、20代の投票率も6割を超えるのが普通でした。だとしたら、それに代わる大テーマさえあれば、若者は選挙に行くというわけ。簡単ですね?
いや、簡単じゃないよ!まず、何をテーマにするかという問題。さらにどうやってテーマを国民に共有させるかという問題もある。
はあ、難しい。続きます。
選挙において、高齢者と若者には決定的な違いがあります。
それは「大テーマを持っていたかどうか」です。大テーマがあると、政治について時々考えることができる。若者には、そんなものはない。でも高齢者には、かつて世界的な大テーマが存在していたのです。
それは「社会主義」です。
昭和の御代の世界は、東西に分かれ、東には超大国ソ連が君臨していました。日本人も社会主義に一定の価値を感じており、選挙では社会党という選択肢もありました。
社会主義は実態が見えないが、どうやら平等っぽい。日本では米軍基地が各地にあり、米兵が事件を起こすという。その米軍も、ベトナムでは社会主義勢力に敗北した。オリンピックではソ連や東ドイツがメダルを量産。そうそう、北朝鮮も豊かな国に見えたらしい。学校では日教組が思想を左へ寄せようとした。
日本人は、社会主義について考える機会が割とあったのではないか。つまり政治に関心を持ち、選挙に行く気になったのではないか。というのが、カエル🐸が立てた仮説です。下のリンクは衆院総選挙の投票率(世代別)の推移です。ソ連が消滅した直後にはどの世代でも投票率が急降下しています。選択肢が消えるほどの衝撃だったのでしょう。
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
社会主義という大テーマを失った後に高齢者の投票率が持ち直したのは、習慣の威力なのでしょうか?今も新聞を読み、政治に関心を持ち、選挙に行くのです。
【次回予告】若者よ、選挙に行こう!
クイズ大会しました。目的は、ここまでの復習です。
教科書を見て、問題をたくさん作る。隣の席の人と問題を出し合う。他の人とも出し合う。
苦手な人への配慮として、レベル1の⚪︎×問題から作らせた。で徐々にレベルを上げる。作成は苦労したけど、ワイワイ楽しくやってました。わはは。