ノラ猫らくがき帳

らくがきメインの気まぐれ日記。只今迷走中(>_

十二国記「白銀の墟 玄の月」

2019-12-13 14:27:00 | 
4巻あっという間に読破してしばらくたちました
落ち着いたので感想まとめ

※以下ネタバレ注意です




絶望させて希望が見えてさぁこれからだと思うとまた絶望
なかなか疲れる展開続きでした
特に最後の方の絶体絶命っぷり
ちょっともうページないんだけどホントに終わるの?感
ものすっごくハラハラしましたよ
たしかにこれは紙媒体でないと味わえないわ(^_^;)

いろんな謎がやっと解明されスッキリ
なんで異様に妖魔が多いか
なんで味方と思った人が突然変わってしまうか
あのハトに似た妖魔気持ち悪いなぁ
食うためでもなく人を廃人にするわけ?
やだわぁ食うやつより恐ろしい

何人かの方がおっしゃってたけど
長いこともあり以前の作品と比べサクサク進まない
まぁ載の現状も説明しなきゃならないし仕方がないかも
しかし死人と廃人の数が半端ない
いいポジションの惜しい人材までガンガンやられてしまって辛い
朽桟とか絶対生き残って部下になると思ったのにな

私的にはお気に入りの飛燕が死んでしまったのが泣けた
いや人じゃなくて騎獣なんだけとね(^_^;)
幾度となく李斎を助けてくれて
自分がどんなに傷だらけになっても守ろうとして
本当に李斎が大好きなんだなぁと思ってて
とうとう李斎をかばって死んじゃって
騎獣としては一番話の中で関わりの多かった子だったしなぁ

驍宗様がとんでもない人なのは今更だけど
結局ひとりで脱出して来ちゃうんだからもう化け物
しかもろくな道工もないのにスウグ(変換できない)まで独りで捕まえたし
主が化け物なら麒麟も化け物だが
麒麟のタブーを片っ端からぶっ壊してくれたからなぁ

泰麒のあの強さは黒麒だからなのか胎果だからなのか
それとも戴の民の強さなのか
私はこちらで暮らした7年間も影響してるように思う
あちこちで辛い思いをし無力感を味わい
今度こそ必ず戴や王を救うと思い詰めたような
「魔性の子」を含めすべての泰麒の物語が彼の中で繋がった感じ

ただねぇやっぱり阿選の動機が釈然としない
そして琅燦
嫉妬や好奇心だけで一国を荒廃させる愚行に出るって…?
巧王の時も思ったけど人はそれほど愚かだって言いたいのかな?

何はともあれ戴国はやっと立ち直りそうです


まだ全然十二国の謎とか解けてないんだよ
まさかこのままってことないですよね小野先生!
神と言う上位生命体の実在する世界
胎果組がこの謎を解き明かすのを待ってますよっ!



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