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ITの活用は、その目的や環境によって目指すものが異なります
が、基本的に共通な項目もあります。それらについては扱いが簡
単なものから、レベルの高いものまであります。
ITの中でパソコンの活用に考えて見ると、いくつかの段階に分
けることが出来ます。
大体次の様に考えることができます。
1.パソコンを導入してとりあえず使っている
2.ファイルの電子化が行われている
3.グループの間で電子化された資料の共有化が出来ている
4.業務やファイルの間で連携が出来ている
5.有効なデータが蓄積され、分析、仮説・検証が行われている
もちろん、業務の性格によってはこれとは別の視点で重要度の高
いものもあるかもしれませんが、上記の視点は業務の種類には関
係無く2人以上で仕事をする場合に適用できる共通度の高いもの
になっています。それぞれの段階で深さと言うレベルもあります
が、深さと言う高度利用を表すものより、本例のような組織的質
を表すレベルの方が結果としての効果は高くなります。
2段階目の「ファイルの電子化」と言っても単に電子化しただけ
では効果は少なく、ちゃんと整理されていて、破壊、紛失、漏洩
などが起きないように対策と実践が継続されている必要がありま
す。この辺は紙の資料と同じです。また、電子化されたファイル
は増えてくると探すのが結構大変で、管理が悪いと同じ様なファ
イルが増えてきて、結局正しいファイルはどれか?と言うことを
判断するのに相当時間がかかったりします。これらの事が組織的
に行われていて「ファイルの電子化」が出来ている状態になりま
す。結構難しい物です。