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姿形が目立っていてどこにでも良く見かける野草ですが、その割
に名前はあまり知られていません。タケニグサと言います。漢字
で書くと「竹煮草」または「竹似草」だと言われています。「竹
煮草」の方は竹と一緒に煮ると軟らかくなるのが理由だと言い、
「竹似草」の方は花の部分が枯れた後が竹の姿に似ているからだ
とか、茎を切ると中空で竹幹のようだからとか言われています。
どれが本当かは分かりません。花の状態は竹に似ているような気
もしますが..
大きなものになると2m以上にもなるので人の背丈より高くなり
ます。道路の端から山の中まで幅広く分布しています。がたいが
大きい割に花は地味ですがケシ科の植物です。大きくて繁殖力旺
盛のためほとんど雑草扱いですが、デンと構えていてセイダカア
ワダチソウの様に群生し過ぎないところが好きです。でも庭に生
えると大きすぎて困ると思います。しかし欧米では観賞用として
ガーデンに植えられているとか、広い庭がある国ならではの事で
すね。
花も変わっていて、花びらがありません。白く大きい少し先が膨
らんだものはツボミで咲くと多くの細い雄しべと雌しべだけにな
ります。花後の雌しべはオレンジに変わります。