
上記をクリックして頂けると応援になります。
梅雨の湿った鬱陶しい季節に様々の色の変化を楽しませてくれる
のがアジサイです。白、赤、青、紫と多くの色があり、咲いてい
る間にも色が変化します。図鑑の説明によると、日本で植えられ
ている普通のアジサイは「日本原産のガクアジサイを改良した園
芸品種」と説明されています。
我が家のアジサイはその年によって色が変わります。今年は鮮や
かなブルーです。このところサツキを植え替えた残土を少し近く
に撒いたからかもしれません。サツキの用土は鹿沼土で土の中で
は酸性度が強い土です。アジサイの花は土が酸性だと青、アルカ
リ性だとピンクと言われています。実際にはアルミニウムイオン
量なども色に関係するそうです。
アジサイはシーホルトが愛妾の名前を学名に付けた事が知れ渡っ
ていますが、正式には採用されていない様です。
現状の学名は
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe var. macrophylla
なのですが、手元にあるS60年発行の原色牧野日本植物図鑑で
は
Hydrangea macrophylla Seringe var. otaksa Makino
となっています。牧野博士は植物分類学の権威ですが、何かこだ
わりがあったのでしょうか?学名の世界もいろいろあるようです。