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この花も群馬では尾瀬でしか見たことがありません。尾瀬は誠に
不思議な所で、他で見かけない植物が、そこだけはまるでありふ
れた様にあちこちで見かけられますし、場所によって様子が突然
変わります。また、同じ場所でも半月も経つと生えている植物が
がらっと変わってしまいます。
私はまだ、夏しか訪れたことがありませんが、それでも2週間経
って訪れると、背の低い植物が全く見えないほど背の高い植物で
いっぱいになっていました。湿原へと下っていく林の中でも同様
で背の高い植物が多くなって少しうっそうとしていました。
そんな中で、ひっそりと咲いているツルリンドウがありました。
リンドウは春(尾瀬では初夏)に咲くタイプ--フデリンドウ、
タテヤマリンドウ--と秋に咲くタイプ--オヤマリンドウ、エ
ゾリンドウ--がありますが、ツル性のリンドウはこのツルリン
ドウだけです。
実際に見た感じではもっと薄い色に見えましたが、CANONのデジ
カメでは紫は強調されて青っぽくなるようです。どうしたら元の
色で撮れるか検討したいと思っています。色は薄く、あまり大き
くもないのでうっかりすると見過ごしてしまいます。秋には赤い
実を付けると思いますが、この花は花よりも赤い実の方が目立ち
ます。実は堅くなく、液果です。乾燥すると茶黒っぽくなり、中
には10数個の種が出来ています。他のリンドウから比べると本
当に色が薄く、日本的だと思っています。
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