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一度見たら忘れられない形の花です。全開に開ききった状態だっ
たので、ちょうど独特のスタイルをしていて、一目で変わった印
象だと思いました。別荘地を歩いている途中の道ばたで見つけま
したが、他の人と一緒だったので、ゆっくり観察している時間が
無く、1枚だけの写真です。後で調べたのですが、良く利用して
いる山野草のポケット図鑑には載っていませんでした。
たまたま最近買った「身近な野の花の不思議」という本を読んで
この「ナンバンハコベ」だと分かりました。実は手持ちの他の図
鑑にも載っていたのですが(コンパクト版原色牧野日本植物図鑑)
、この図鑑の絵では殆ど分からないと思います。この図鑑の絵は
咲き始めのもののようで、この状態の時だったら、目に入らなか
ったかもしれません。花は蕾から種・果実までに大きく姿、形を
変えるものもあり、図鑑はできればいろいろな状態を載せてもら
えると助かります。
ナンバンとありますが、外来種では無く、日本産ということです。
牧野図鑑では「南蛮は海外から渡ってきたということを表すが誤
認」となっていますが、辞書では「珍奇、異風なもの」という意
味もあり、両方の意味があったのかもしれません。
この花はナデシコ科のナンバンハコベ属となっていますが、この
属は1種しか図鑑に載っていません。1属1種なのでしょうか?
別名をツルセンノウと言うそうですが、咲き始めの様子は風船状
のがくが確かにセンノウ属の様でもあります。ツルセンノウの名
前の方が古いのでしょうか?同じナンバンが付くものにナンバン
ギセルがありますが、これも古い名は「おもいぐさ」と言う風に
なっています。
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