目指せ負のスパイラルからの脱却

介護業界や医療業界で問題になっている負のスパイラルについて

環境づくりとともにイメージアップも重要

2021-07-05 10:03:10 | 日記
人材が足りないために、一人当たりの仕事量が増え、仕事量が増えたことで心身ともに疲れて仕事を辞めてしまう、そしてまた人材が足りなくなる。これが人材不足による負のスパイラルだ。その上、仕事が大変だというイメージが根付いてしまうと、その仕事を選ぶ人も減ってしまい、ますます人材不足は加速してしまう。そのため、働きやすい環境を整えるだけでなく、イメージアップも重要だ。近年はSNSなどを活用すると簡単に広く情報を発信できるため、積極的に使っていきたい。

医療機関が退職者を減らすために必要なこと

2021-01-08 14:49:28 | 医療
介護業界と同じく医療業界でも人手不足が囁かれている。軽度の病気や怪我であれば、市販薬の利用や養生に勤めることによって正常な状態に戻ることは可能だ。しかし、どのように対処すべきかわからない症状、重い病気や怪我は医療機関を受診して医師に診断してもらい、適切な治療を行う必要がある。

近場に病院があればすぐに受診すべきだが、クリニックでも治療を受けられるため、まずは近くのクリニックを受診するという形でも問題はない。病院やクリニックは、患者にとって非常に重要な存在である。なぜなら、どんなに健康だったとしても、年齢と共に病気や怪我のリスクは高くなるため、その際に頼れる存在だからだ。しかし、高齢者の人口が増加している状況があるため、医療従事者は不足している現状がある。たとえば、医師や看護師の数は不足しており、求人を出している病院やクリニックは多い。また、働き手が不足しているだけではなく、退職者が多い点も問題の一つとなっている。原因は、肉体面や精神面の負担が大きく、ハードワークになる場合が多いからだ。

しかし、医療機関側がきちんと対策を実施すれば、退職者を減らすことは十分に可能である。たとえば、病院やクリニックでは看護師が活躍している。看護師は男性よりも女性の方が多い。女性は結婚や出産によって退職する場合があるので、復帰しやすい環境を充実させる必要がある。特に、ブランクがある場合は本人は不安が大きい。したがって、ブランクからでも復帰しやすい環境を作りが重要だ。

福祉介護員の長時間労働と改善策

2019-11-21 03:34:44 | 介護
高齢者が利用する介護施設では介護サービスを提供する福祉介護員が活躍しており、高齢化社会の日本において縁の下の力持ち的存在となっている。福祉介護員の存在は介護が必要な高齢者にとって不可欠なだけではなく、その家族にとっても欠かせない存在だ。家族にとって高齢者を介護する負担はかなり大きなもので、各家庭の力だけでは限界があるからだ。しかし、ここで大きな問題があり、介護業界は慢性的な人手不足に陥っている現場がたくさんあるのだ。

給料に見合わない過酷な労働や職場の人間関係に悩んで退職する人が多く、またたくさんの女性が活躍する職場ということもあり、結婚・出産・育児などを機に退職する人も後を絶たない。人手が足りない現場では長時間労働を強いられることもあり、さらなる退職者を生むという負のスパイラルに陥ってしまっている場合もある。このような状況のなかで1番大きな負担が伸し掛かってくるのが現場スタッフで、福祉介護員もそのなかの1つといっていいだろう。

そんななか、現場の人手不足問題の解消に取り組み、長時間労働など職場環境の改善に取り組んでいる企業も多い。なかには、資格手当や役職手当などを充実させ、現場スタッフの給料アップを目標に掲げている企業もある。給料アップは直接的に現場スタッフのモチベーションアップに繋がり、退職者の数を減少させる効果が期待できるのだ。こうした企業努力が介護業界の安定した労働力確保に繋がり、近い将来訪れる超高齢社会の備えになることが期待されている。ちなみに長時間労働については「介護業界の労働時間問題を解説」で詳しい問題の内容と改善策が紹介されているので興味があればみてみるといい。