南相馬市ふるさと回帰支援センター

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農家民宿「塔前の家」再開にかける!震災や原発事故には負けない!  ~南相馬市ふるさと見聞録~

2013年01月07日 | 南相馬市
 被災地を「起業地」とする事を目的に6次産業起業プランを募集し、被災地域の再生の為に復興まちづくり

 を担う起業家支援事業を展開してきたNPOふるさと回帰支援センター主催の「復興六紀」

 この支援事業に南相馬市からも何名もの方がトライし、見事2名の方がふるさと起業家として誕生しました!

 今日はその中のおひとり「佐藤ひろ子」さんをご紹介します。

 
 皆さん、覚えて居て下さってますか?

 そう。南相馬市鹿島区で農家民宿「塔前の家」を営業して

 いた佐藤ひろ子さんです。

 ひろ子さんは東日本大震災により津波の被害を受けました

 が幸いご家族全員が何とか助かることができました。

 あの日、ニ階にかろうじて避難させる事ができたおばあち

 ゃん。その二階に繋がる階段はすぐに真っ黒な津波が襲い

 思うように体が動かなかったひろ子さんはずぶぬれになりながらも、必死でお孫さんを両手で支えて

 いたそうです。農家民宿「塔前の家」は母屋や分家、倉など殆どが流されてしまいました。

 それから何ヶ月かしてようやく鹿島区の保険センターの避難所にいらっしゃる事がわかり、ほっとし

 たのものの避難での数々のご苦労話しに言葉がありませんでした。

 その後、ようやく仮設住宅に移ることができました。狭い仮設住宅で不自由さを感じながら生活され

 ていたひろ子さんはそれでも「また、必ず農家民宿を再開したいのよ」と記丈にもおっしゃっていま

 した。ひろ子さんは農家民宿のお母さんの顔ともう一つ「かあちゃん菓子工房」のオーナーの二つの

 顔を持っていました。じゅうねんを使ったクッキーやプリンは大好評でしたが、特にお薦めはロール

 ケーキ!まさに絶品!でした。その味をもう一度復活させ、農家民宿の営業再開を夢見て、今回応募

 された佐藤ひろ子さん。その夢を一歩でも早く実現するため同じ鹿島区に1年半年が過ぎたころ中古

 住宅を購入。合格を機に現在農家民宿の申請中です。農家民宿の申請は家屋で行われる為この震災に

 より再申請がよぎなくされます。菓子工房も同じです。

 農家民宿「塔前の家」再開ももうすぐです!頑張りましたねひろ子さん!おめでとうございます!

   >>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ


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