南相馬市ふるさと回帰支援センター

南相馬市ふるさと回帰支援センターより、南相馬の情報や移住の案内などを発信。なんでもきいてけろ。

南相馬市ふるさと見聞録    震災後に移住者がやってきた!ようこそ南相馬市へ!

2011年12月16日 | 日誌
 今日、南相馬市の町は初雪が降りました。正確には雪らしい雪が飛んできたとでも言うべきでしょうか?

 年の瀬もせまり本格的な冬がやってくる気配?でもここ浜通りは毎年殆ど雪に悩まされることはありません。

 町の風景や環境は震災や原発事故による災害により様変わりしましたが、冬でも穏やかに過ごす事ができる気候は前と同じはずです。

 先日開催した「ふるさと復興会議・ざっくばらんに話しすっぺ!」に参加した方が言っていた「ここは本当にいい所だ!他の地域を見てき

 てつくづくそう感じた!」という言葉も粉雪みたいに舞ってます。

 その「いいところ」に何と!震災後移住されてこられた方が数世帯いらっしゃいます!殆どの方はボランティア活動で何度も南相馬市を

 訪れていらっしゃった方ばかりです。

 今日はその中でご夫婦で移住されて来られた武藤さんご夫妻をご紹介したいと思います。
       

 武藤さんご夫妻は舞台俳優や声優のお仕事をされているご主人と奥様のお二人

 で何度も南相馬市を支援の為に訪れていましたが冬を前に移住を考え決意され

 たそうです。

 震災前は南相馬市の地名さえ知らなかったそうで、YouTubeでの市長の声に促さ

 れすぐに支援物資を車に積んで南相馬市を訪れたそうです。

 それからはボランティアセンターで知り合われた多くの方とともに地域支援に

 活躍され、現在も精力的に活動されています。

  





    
 そしてそんな活動的な武藤さんご夫妻を南相馬市ふるさと回帰支援センタ

 ーと巡り合わせてくださったのが数年前にこの地に移住さえてこられた

 Iさんでした。ご相談をお受けした当時はまだまだ地域の方も仮設住宅に

 入居もできず避難所生活を余儀なくされている時期でした。
 
 つまりはご紹介できる物件がない状態。

 その状況をご説明すると逆に「わかっています。こんな時にすみません」

 というお言葉が返ってきました。支援活動の為に何度も何度も東京から往

 復され、この地域の状況をもしかしたら地元住民よりも熟知され被災地を

 体感されてるご夫妻には必要のない説明だったと、後で後悔しました。

 現在はご夫妻ともに市内の塾講師をされながらご主人は俳優、声優のお仕事もされています。奥様もとてもマルチな方で先日

 行われた「ふるさと復興会議、ざっくばらんに話しすっぺ!」にも参加されご提案された意見で会場は多いに盛り上がりました。

 (その様子はふるさと復興会議、ざっくばらんに話しすっぺ!でご覧頂けます)

      
           南相馬市にこられた永島さんと一緒にパネルディスカッションにも参加
           武藤さんは裏方として舞台装置の設置もご自分でされる。

 ここ南相馬市は津波・地震の災害のみならず原発事故による放射能汚染という問題を抱えている地域です。なぜ?今ここへ移住

 して下さったのか?誰もが感じる疑問をお聞きしました。すると「やっぱり人!この地域の人が良かった!以前はその地域に住ん

 でいるいち住民という感覚しかなかった。だけどここは人と人とのふれあいがある。放射能?そんなの気にならなかったよ!」

 と笑顔で応えてくれました。この笑顔も武藤さんのトレードマーク。ここ南相馬市に新しい風と勇気と笑顔を運んでくれた移住者

 の方です。ようこそ南相馬市へ! そしてよろしく!

  
    >>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ 

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