幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

地獄の沙汰もお湯次第

2021-12-31 | 北海道
もし、地獄が一年中暖かいところなら、住んでもいいかもしれない。
と、思うくらい寒い年の瀬。(地獄を訪問したのは晩秋)
温泉に浸かれば、ばばんばばんばんばん、極楽極楽。

登別温泉といえば、地獄谷。昔は昼間でも、もっと湯気が見えた記憶がある。
夜は、鬼火の路として遊歩道に灯りをつけてくれている。
一人で歩くと、まあまあ不気味でそれっぽく見えた。

近くの日和山の爆裂火口跡で、直径450mの谷間。遊歩道もうねうね。
開湯160年以上経つ。写真奥に見える第一滝本に館内湯ができたのは1890年。
鬼は迷惑したろうが、人間たちで賑わう有名温泉街になった。

九種類の泉質が流れ出しているのは、世界的にも珍しいという。
硫黄の匂いはわかるが、あとは嗅ぎ分けられない。
どんなに寒くても、この源泉に入ると鬼に喰われるので、宿でぬくもるのが吉。

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