幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

大都会の小さなあいすの家

2021-04-09 | ソフトクリーム
札幌を大都会と呼んでいいかどうかは、迷うところだが。
少なくとも、大草原ではない。
住宅街の、交通量は多いが狭い二車線道路沿いに、あいすの家八軒店があった。

小さな店舗で、開店日も時間も少ないらしく、たまたま営業中に遭遇。
冬なのに暖かい日で、浮かれた気分で吸い込まれ、こいソフトクリームを買う。
なぜ平仮名なのか、一口食べて、なるほどと勝手に推測する。

濃いと、恋をかけているに違いない。食べ途中なのに、この味が恋しくなるのがわかる。
優しい口当たりで、余計なことをしない味、とでもいうか、そうそうこれ、と思う。
トッピングなどいらない。いくら食べても体に良さそうな、王道の美味さ。

長沼の本店は、まさに大草原、否、大畑の真ん中にあるが、ここは駐車場もない。
インガルス一家が来ても、馬車を停められないのが難点ではある。
広々とした本店にも「来い」というのも、かけているのやも。

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