ダークなエノキのソフト

暗い。
外は雲ひとつなく晴れていて、まだ昼前だというのに、もう夕方の様相。
エノキを栽培するにはちょうどよいのかもしれない、と思ってみたりする。

パーラーエノキ。サッポロファクトリー館内にある、夜カフェ専門店の系列。
奥には小上がりがあり、先客のママさん仲間らしき人々が賑やかに注文していた。
入口に近いカウンターで、しばらく待たされ、フルーツ＆ミルクソフトを頼む。

柄の長いスプーンが問答無用で先に置かれ、パフェを頼まないのは肩身が狭い。
この日のフルーツは、ヘーゼルナッツ。フルーツなのか。暗いので色は不鮮明。
水と同じ浅いグラスに盛られたソフト。系列店の佐藤の佐が書かれた薄い最中。

見た目どおり、お洒落な味。ナッツはほとんど甘みなし。なんなら少し苦い。
ミルクだけがよかったと、うっすら後悔。これに約５００円。ひっそりため息。
レシートに、担当者：リバティと印字されていた。ダスキィなら、笑えたのに。