幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

僕のパン屋の純情ソフト

2021-07-16 | ソフトクリーム
暑い日だった。
あまりに暑くて、幻覚でも見ているのかと思った。
小さな店構えに、ど派手な看板。『純情セレナーデ』・・・???

通りの向かいから二度見、三度見して、どうやらパン屋らしいと警戒を解く。
警戒は解いても、謎は深まる。ソフトクリーム看板も置いてある。
ガラス越しに値段を見ようと近付いて、店員女性と目が合う。

常識的な値段と店内の様子に安心し、入店。すぐカウンター。すぐ注文。
レシートには「純情ソフト」と記入されている。(パンは買わない)
外の小さな街路樹の陰で、立ったまま食べる。車も人も多くて、結構恥ずかしい。

道東の浜中町の牛乳を使っていると、レジ横に書いてあった(気がする)。
そうか、ルパンも食べたのか、とわけのわからないことを思いながら、黙々と食べる。
旨かったはずだけれど、味より、この店の迫力ばかりが記憶に残ってしまった。

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