府中現地応援 ～オータムカラー

府中の愛馬観戦記、本来ならばウォースピリッツの順番ですが、
オータムカラーの引退が本日、発表されましたので、
オータムカラーの観戦記を先に書きたいと思います。

そもそも、近頃競馬場から遠ざかっていた私達が土曜日、府中に出撃したのは、
ダブルコークの初勝利を期待していたのもモチロンですが、
惨敗すれば引退になりそうなオータムカラーの最後のレースを現地で応援してあげたい、
そんな気持ちも強かったからなんです。

チグハグな更新内容から、ここ数ヶ月はカラーの引退を強く意識していました。
ですので、この引退は覚悟していたものであって、驚くような出来事ではありませんでした。

まずは土曜日のカラーの様子をレポートします。




パドックに登場したカラーは、「何か落し物でもしました？」と聞きたくなるように、
首を下に伸ばして歩いていました。




毛艶は良かったものの、馬体の張りが物足りない感じでした。




表情も覇気が足りず、カラー自身、既に闘争心を失っているようでしたね。




「止ま～れ～」の時、厩務員さんがずっと優しくカラーの首筋を撫でてくれました。




コジシゲ先生も、パドックに来てくださいましたね。




周りの馬に騎手が騎乗した後は二人引きになりました。




二人引きになって、逆に少しだけ、気合が入った感じでした。




一つパドックで気になった点が。　
カラーの後ろ脚の繋ぎ部分、黒いプロテクターみたいなもので保護されていました。
こんなところを保護されている馬を見たのは初めてでした。
今まで一言も触れられたことがなかった箇所ですが、不安が出ていたのでしょうね。




オータムカラー、最後の馬場入りです。




返し馬も、最後の姿ですね。




レースでは果敢に先行するも力尽き、最後は１５着と最後方での入線でした。



今日の公式コメントです。



2014/4/30　引退
前走レース後は脚元等に異状はないものの、全身の筋肉に走ったなりのダメージがあります。
本馬は昨年10月の戦列復帰後はダートで着外の成績が続いたことから、
かねてより小島茂之調教師が試してみたいと考えていた芝レースにチャレンジしました。
しかし、3月16日の中山・芝1600ｍ戦が13着、前走の芝1800ｍ戦が16頭立ての15着に終わり、
芝でも成績を残せませんでした。最近はレースぶりが淡泊となって、最後まで競走意欲が持続しない状況です。
この先劇的な変わり身を期待するのは厳しいというのが正直なところで、このままでは維持費出資金等の
会員様のご負担ばかりが大きくなってしまうことから、小島茂之調教師とも協議の結果、
前走を最後に本馬の引退を決定いたしました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、
なにとぞご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、今回の引退に関しての詳細につきましては、
後日書面にてご案内させていただきます。



予想していた通りの内容に、少し苦笑してしまいました。
一口も長く続けていると、いろいろな経験値を積んでしまうものですね。


デビュー２戦目で鮮やかな変わり身をみせ、牡馬相手に差し切り勝ちした時は夢をみました。
ただ、その後はなかなか体質が強くならず、順調にレースに出走することができませんでした。

期待されたほどの結果は残せなかったオータムカラーですが、それでも彼女なりにここまで頑張ってくれました。

そんなオータムカラーに心から、「お疲れ様」の言葉をおくりたいと思います。