先日、グレープブランデーの引退が決まりました。
出資が決まってから8年余り、沢山の感動を与えてくれたグレープブランデーには
感謝の気持ちしかありません。
そんなグレープブランデーの引退に寄せて、恒例のメモリアル記事を書きたいと思います。
例によってかなりの長文になりますので、ご興味のない方はスルーでお願い致します。
◆グレープブランデー(ワインアンドローズの2008 父:マンハッタンカフェ)
(写真は募集時のもの。 社台RHより)
生涯獲得賞金:3億7542万円(地方・海外含む) 付加賞:585.6万円
募集総額: 2400万円 栗東 安田隆行厩舎 所属
通算成績: 7-6-4-3-5-14(全39戦)
主な戦績: フェブラリーS(GI)・同4着、JDD(JpnI)、東海S(GII)、阿蘇S(OP)、
いぶき賞(OP)、ユニコーンS(GIII)2着、エルムS(GIII)2着、
東京スプリント(JpnIII)2着、シリウスS(GIII)3着、武蔵野S(GIII)3着、
根岸S(GIII)3着、コリアスプリント(韓国GI)3着
今から8年前の募集馬見学ツアーで、バーベキュー後の社台Fで初めて見た瞬間、
「あっ、ウチの仔になる!!!」 そう感じたワインアンドローズの08。
実際、引手の方に、「絶対に出資します!!」っと宣言しましたからね~。(笑)
無事に出資が叶って本当に嬉しかったです。
同期には既に産駒がデビューしているオルフェーヴルや、愛馬のリアルインパクトがいた、
クラブ所属馬の当たり年でしたね~。
出資した時は「芝の長距離で」っと思っていましたが、私の意に反してデビューは2歳9月の
阪神・ダ1800mの新馬戦。
北村友一騎手を背にデビューを果たしたグレープブランデーは直線で若さを見せながらも2着。
新馬勝ちこそ逃しましたが、素質を感じさせる走りに嬉しく思ったのを今でも覚えています。
連闘で臨んだ翌週の未勝利戦で福永祐一騎手を背に、嬉しい初勝利!
翌年の2月に3歳500万をミルコを背に2着馬に6馬身差をつけて圧勝すると、
クラシックを見据えて芝のすみれS(OP)に出走、同じマンカフェ産駒のロッカヴェラーノの
後れを取って2着、これがグレープブランデーの唯一の芝のレースでした。
つづく、いぶき賞(OP)でOP初勝利を飾ると、その後はダート路線に専念することに。
折悪しく、この年は「東日本大震災」が起こった年で、通年ならば「端午S」のレース名が、
「いぶき賞」と変えられて行われましたので、いぶき賞の勝ち馬はグレープブランデー唯1頭です。
初重賞挑戦の舞台は府中のユニコーンS(GIII)で、出遅れ気味に後方からの競馬となり、
上がり最速の末脚で追い込むも、牝馬のアイアムアクトレスを捉えきれず、2着に惜敗。
もし、勝っていたら愛馬の重賞初制覇はグレープブランデーとなるところでした。
現地応援していた私達は、ゴール前絶叫&ガックリしていましたね~。
余談ですがユニコーンSの翌日に行われた安田記念(GI)を同じく3歳馬のリアルインパクトが制し、
それが私達の初重賞制覇となったのでした。 う~ん、懐かしい思い出です。
ユニコーンSの次は大井・3歳ダート馬の祭典・ジャパンダートダービーに出走。
平日の夜でしたが、運良く主人の都合も付き、続けて現地応援。
夢のようなGI(正確にはJpnI)制覇の瞬間に立ち会うことが出来ました。
最高の勝利の余韻に浸ったのも束の間、みやこS(GIII)での復帰を視野に山元TCで調整されていた
グレープブランデーですが、その年の9月8日の更新で1回目の骨折が告げられます。
ジャパンダートダービーの祝賀会が9月25日だったので、参加された山元TCの場長さんが
とても居心地悪そうにされていたのがお気の毒で、今でも良く覚えています。
復帰戦は約1年後の府中のブリリアントS(OP)で3番人気に押されるも15着惨敗。
続くジュライS(OP)も6着に敗れましたが、8月の阿蘇S(OP)で1年1か月ぶりの勝利を飾り、
奇しくもその勝利が私達の愛馬のちょうど100勝目にあたるメモリアル勝利となりました。
秋の重賞戦線はシリウスS(GIII)3着→みやこS(GIII)6着→ジャパンカップ・ダート5着と、
頑張ってはいたものの勝ち切れないで終わることに。
年が明けて明け5歳馬となった初戦の東海S(GII)をルメール騎手で快勝し、JRA重賞初制覇。
続くフェブラリーS(GI)を浜中騎手で快勝し、名実ともに「GI馬」となりました。
が、レース直後は異常がなかったものの、2日後にまたもや右前脚の骨折がみつかり、休養することに。
GIを勝つと骨折を発症するという、残念な因果関係が2度続いてしまいました。
結局、この5歳時のフェブラリーS優勝を最後に、レースで勝利することは出来ませんでしたが、
その後は中央・地方・海外(韓国)と、様々な競馬場で重賞のみに出走し、12回も掲示板に載る
頑張りを見せてくれたグレープブランデー。
そんなグレープブランデーは私達にとっては特別な愛馬でした。
あまり現地応援をしないことで有名な?(苦笑)私達が、
3歳時…ユニコーンS(府中・2着)・ジャパンダートダービー(大井・優勝)
4歳時…ブリリアントS(府中・15着)
5歳時…フェブラリーS(府中・優勝)
6歳時…日本テレビ盃(船橋・5着)
7歳時…フェブラリーS(府中・4着)・武蔵野S(府中・5着)
8歳時…フェブラリーS(府中・11着)
と、グレープブランデーの応援には現地に駆け付けています。(各レースに当時の記事をリンクしています)
その中でジャパンダートダービーとフェブラリーSというGIの勝利の瞬間に立ち会うことが出来、
同じ出資者の皆さんと喜びを分かち合えたのは本当に幸せでした。
2回ののGI祝賀会でも、素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。
その当時の記事は、こちらとこちらを参照下さい。
直接の引退の原因となったのは右前脚の繋靭帯炎ですが、二度の骨折箇所も同じ右前脚の球節でした。
大きな爆弾を抱えながらの現役生活で、39戦も一線級で渡り合ってくれたグレープブランデー。
グレープブランデー、1歳から9歳までの長い期間、私達の愛馬でいてくれてありがとう。
あなたに出資で来て本当に幸せでした。
今後は功労馬として社台ファームで余生を送ることになりましたね。
どうか、のんびり、ゆったり過ごして下さい。
そして、牧場見学の時に逢えたら嬉しいですね。
長い間、お疲れ様でした。
ありったけの感謝を贈ります。 ありがとう!!!
最後に、グレープブランデーの思い出の写真を貼って、餞としたいと思います。
(写真は全て、社台RH公式より)
2010.9.26 阪神・2歳新馬・ダ1800m・2着・パドック
(勝利した2戦目の写真がなかったのでデビュー戦です。)
2011.2.6 京都・3歳500万下・ダ1800m・優勝・本場馬入場
2011.5.1 京都・いぶき賞(OP)・ダ1800m・優勝・パドック
2011.6.4 東京・ユニコーンS(GIII)・ダ1600m・2着・パドック
2011.7.13 大井・ジャパンダートダービー(JpnI)・ダ2000m・優勝・口取り
2012.8.12 小倉・阿蘇S(OP)・ダ1700m・優勝・パドック
2013.1.20 中京・東海S(GII)・ダ1800m・優勝・パドック
2013.2.17 東京・フェブラリーS(GI)・ダ1600m・優勝・ウイナーズ
2017.1.29 東京・根岸S(GIII)・ダ1400m・13着(ラストラン)・返し馬
7勝しましたが、口取りの写真は2枚だけ。
最後の最後にまた文句を言うのも何ですが、もっとウイナーズの写真をアップして欲しかったですね。
出資が決まってから8年余り、沢山の感動を与えてくれたグレープブランデーには
感謝の気持ちしかありません。
そんなグレープブランデーの引退に寄せて、恒例のメモリアル記事を書きたいと思います。
例によってかなりの長文になりますので、ご興味のない方はスルーでお願い致します。
◆グレープブランデー(ワインアンドローズの2008 父:マンハッタンカフェ)
(写真は募集時のもの。 社台RHより)
生涯獲得賞金:3億7542万円(地方・海外含む) 付加賞:585.6万円
募集総額: 2400万円 栗東 安田隆行厩舎 所属
通算成績: 7-6-4-3-5-14(全39戦)
主な戦績: フェブラリーS(GI)・同4着、JDD(JpnI)、東海S(GII)、阿蘇S(OP)、
いぶき賞(OP)、ユニコーンS(GIII)2着、エルムS(GIII)2着、
東京スプリント(JpnIII)2着、シリウスS(GIII)3着、武蔵野S(GIII)3着、
根岸S(GIII)3着、コリアスプリント(韓国GI)3着
今から8年前の募集馬見学ツアーで、バーベキュー後の社台Fで初めて見た瞬間、
「あっ、ウチの仔になる!!!」 そう感じたワインアンドローズの08。
実際、引手の方に、「絶対に出資します!!」っと宣言しましたからね~。(笑)
無事に出資が叶って本当に嬉しかったです。
同期には既に産駒がデビューしているオルフェーヴルや、愛馬のリアルインパクトがいた、
クラブ所属馬の当たり年でしたね~。
出資した時は「芝の長距離で」っと思っていましたが、私の意に反してデビューは2歳9月の
阪神・ダ1800mの新馬戦。
北村友一騎手を背にデビューを果たしたグレープブランデーは直線で若さを見せながらも2着。
新馬勝ちこそ逃しましたが、素質を感じさせる走りに嬉しく思ったのを今でも覚えています。
連闘で臨んだ翌週の未勝利戦で福永祐一騎手を背に、嬉しい初勝利!
翌年の2月に3歳500万をミルコを背に2着馬に6馬身差をつけて圧勝すると、
クラシックを見据えて芝のすみれS(OP)に出走、同じマンカフェ産駒のロッカヴェラーノの
後れを取って2着、これがグレープブランデーの唯一の芝のレースでした。
つづく、いぶき賞(OP)でOP初勝利を飾ると、その後はダート路線に専念することに。
折悪しく、この年は「東日本大震災」が起こった年で、通年ならば「端午S」のレース名が、
「いぶき賞」と変えられて行われましたので、いぶき賞の勝ち馬はグレープブランデー唯1頭です。
初重賞挑戦の舞台は府中のユニコーンS(GIII)で、出遅れ気味に後方からの競馬となり、
上がり最速の末脚で追い込むも、牝馬のアイアムアクトレスを捉えきれず、2着に惜敗。
もし、勝っていたら愛馬の重賞初制覇はグレープブランデーとなるところでした。
現地応援していた私達は、ゴール前絶叫&ガックリしていましたね~。
余談ですがユニコーンSの翌日に行われた安田記念(GI)を同じく3歳馬のリアルインパクトが制し、
それが私達の初重賞制覇となったのでした。 う~ん、懐かしい思い出です。
ユニコーンSの次は大井・3歳ダート馬の祭典・ジャパンダートダービーに出走。
平日の夜でしたが、運良く主人の都合も付き、続けて現地応援。
夢のようなGI(正確にはJpnI)制覇の瞬間に立ち会うことが出来ました。
最高の勝利の余韻に浸ったのも束の間、みやこS(GIII)での復帰を視野に山元TCで調整されていた
グレープブランデーですが、その年の9月8日の更新で1回目の骨折が告げられます。
ジャパンダートダービーの祝賀会が9月25日だったので、参加された山元TCの場長さんが
とても居心地悪そうにされていたのがお気の毒で、今でも良く覚えています。
復帰戦は約1年後の府中のブリリアントS(OP)で3番人気に押されるも15着惨敗。
続くジュライS(OP)も6着に敗れましたが、8月の阿蘇S(OP)で1年1か月ぶりの勝利を飾り、
奇しくもその勝利が私達の愛馬のちょうど100勝目にあたるメモリアル勝利となりました。
秋の重賞戦線はシリウスS(GIII)3着→みやこS(GIII)6着→ジャパンカップ・ダート5着と、
頑張ってはいたものの勝ち切れないで終わることに。
年が明けて明け5歳馬となった初戦の東海S(GII)をルメール騎手で快勝し、JRA重賞初制覇。
続くフェブラリーS(GI)を浜中騎手で快勝し、名実ともに「GI馬」となりました。
が、レース直後は異常がなかったものの、2日後にまたもや右前脚の骨折がみつかり、休養することに。
GIを勝つと骨折を発症するという、残念な因果関係が2度続いてしまいました。
結局、この5歳時のフェブラリーS優勝を最後に、レースで勝利することは出来ませんでしたが、
その後は中央・地方・海外(韓国)と、様々な競馬場で重賞のみに出走し、12回も掲示板に載る
頑張りを見せてくれたグレープブランデー。
そんなグレープブランデーは私達にとっては特別な愛馬でした。
あまり現地応援をしないことで有名な?(苦笑)私達が、
3歳時…ユニコーンS(府中・2着)・ジャパンダートダービー(大井・優勝)
4歳時…ブリリアントS(府中・15着)
5歳時…フェブラリーS(府中・優勝)
6歳時…日本テレビ盃(船橋・5着)
7歳時…フェブラリーS(府中・4着)・武蔵野S(府中・5着)
8歳時…フェブラリーS(府中・11着)
と、グレープブランデーの応援には現地に駆け付けています。(各レースに当時の記事をリンクしています)
その中でジャパンダートダービーとフェブラリーSというGIの勝利の瞬間に立ち会うことが出来、
同じ出資者の皆さんと喜びを分かち合えたのは本当に幸せでした。
2回ののGI祝賀会でも、素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。
その当時の記事は、こちらとこちらを参照下さい。
直接の引退の原因となったのは右前脚の繋靭帯炎ですが、二度の骨折箇所も同じ右前脚の球節でした。
大きな爆弾を抱えながらの現役生活で、39戦も一線級で渡り合ってくれたグレープブランデー。
グレープブランデー、1歳から9歳までの長い期間、私達の愛馬でいてくれてありがとう。
あなたに出資で来て本当に幸せでした。
今後は功労馬として社台ファームで余生を送ることになりましたね。
どうか、のんびり、ゆったり過ごして下さい。
そして、牧場見学の時に逢えたら嬉しいですね。
長い間、お疲れ様でした。
ありったけの感謝を贈ります。 ありがとう!!!
最後に、グレープブランデーの思い出の写真を貼って、餞としたいと思います。
(写真は全て、社台RH公式より)
2010.9.26 阪神・2歳新馬・ダ1800m・2着・パドック
(勝利した2戦目の写真がなかったのでデビュー戦です。)
2011.2.6 京都・3歳500万下・ダ1800m・優勝・本場馬入場
2011.5.1 京都・いぶき賞(OP)・ダ1800m・優勝・パドック
2011.6.4 東京・ユニコーンS(GIII)・ダ1600m・2着・パドック
2011.7.13 大井・ジャパンダートダービー(JpnI)・ダ2000m・優勝・口取り
2012.8.12 小倉・阿蘇S(OP)・ダ1700m・優勝・パドック
2013.1.20 中京・東海S(GII)・ダ1800m・優勝・パドック
2013.2.17 東京・フェブラリーS(GI)・ダ1600m・優勝・ウイナーズ
2017.1.29 東京・根岸S(GIII)・ダ1400m・13着(ラストラン)・返し馬
7勝しましたが、口取りの写真は2枚だけ。
最後の最後にまた文句を言うのも何ですが、もっとウイナーズの写真をアップして欲しかったですね。
グレープブランデーへのお言葉、ありがとうございます。
この記事を書きながら、グレープブランデーの会員として
本当に沢山の喜びを貰えたことを、改めて思い出しました。
2歳から今まで、長く頑張ってくれましたので、
今後は牧場でのんびり過ごして欲しいですね~。
山元TCで見学した時は、「がるるるるぅぅぅーーーっ!!」
っと言う感じで、殺気立っていた姿だったので、
いつか牧場で穏やかなグレープブランデーに会えることを
今は楽しみにしたいと思います。
グレープブランデーへのお言葉、ありがとうございます。
本当に長い間、頑張って走ってくれた孝行馬で、
ようやく牧場でゆっくりできることになって本当に良かったです。
引退までには色々ありましたが、終わりよければすべて良し。
牧場で大切にされて暮らせれば良いな~っと、
それだけが私の願いです。
クラブの対応には時として承服しかねることもあり、
会員として何も出来ないのは歯痒いですが、
何とか折り合いをつけていくしかありませんね~。
お気持ちの整理が大変だったでしょうね。。。
読みながらじーんとしてきてしまいました
長い間本当にお疲れさまでした
たくさんの勲章を胸に抱いて生まれ故郷へ
まずは疲れを癒してゆっくりしてもらって
グレープブランデー
初めて近くで写真撮った時の昂揚感を思い出しました
どうぞいつまでもお元気でいてくださいね
先日の記事ではそんないきさつになっていたなんて知りませんでした。
下級条件馬ならいざ知らずG1馬への扱いではないように思います。
紆余曲折ありましたが無事に功労馬になれたのは良かったですね。
うちは愛着のある馬はいれどOP勝ちすらいないですからねぇ(障害OPはありますが)
昔は一切口を出さない優良会員でしたが、ある時期から意見?不満?を言うようにしています(笑)
電話だと感情でちゃうかもなので、もっぱらメールですが、事務的な返信ですがなかには汲んでるニュアンスも見受けられる時もあるのでまあ納得はしています。
1年半前にリースターに障害転向を提案したもののやんわり却下され(笑)前走後、引退含む再提案したら採用していただけました。
ストレスを高いお金払って買わされたんじゃたまったもんじゃないですからね
お疲れ様グレープブランデー
子を残せないのは残念ですが余生を無事に過ごせますように