野生の王国 ～さくら編～

「うぎゃ～！もう１４時半やんか」
むっちゃ大慌てで銀行へ駆け込んだはえぇけど、
通帳を間違えて持って行ってまちゃ助です

週末＆連休が重なるし、
明日はクマ友とベアのイベントへ、
明後日は大阪・梅田の美術展を観に行こうって思ってるんで

でも財布の中を見たら、到底出かけるような金額やなかったんで、
大慌てで銀行へ行ったものの、
番号を呼ばれて、窓口で取り出した通帳に焦りました

それでも何とかしのげたけど、火曜日には改めて銀行へ行かねば




さくらが狩りの名手たる話をここで何度もしてきました

時には文章のみで、
時には画像付で。。。

しかし今までの獲物は小物やった…っと今日思い知りました



夕方、ボーノくんのお散歩から帰ってきたら、
さくらが道路の真ん中でうずくまりながら、なにやらごそごそ…
「さくら、具合悪いんとちゃう？」
「。。。うぅ～ん・・・あっ！ちゃいますわ　何か捕まえたみたい」

いつもなら、ボーノくんと一緒でも可愛い声を上げながらまちゃ助の傍に来るんやけど、
行きたいけど、こっちも気になるって感じでウロウロ。

「さくらぁ～！ボーノくん送ってくるなぁ～」
っと声をかけ、ボーノくん宅へ


「さくらってトカゲとかトンボとか捕まえてきたんやんね？」
「うん、今までそれで何度泣かされたか」
「今日は何を捕まえてきたんやろね？　見に行こうっと」

ボーノくんのお母さんはいつでも好奇心旺盛で、いつかさくらの狩りを見たかったそうで、
まだまちゃ助と遊び足りなさそうにしてるボーノくんを置いて、さっさと外へ。
その後をまちゃ助も追いかけ、
先ほどまでさくらが居たトコをみたけど、さくらはおらず

「また遊びに行ったかも」
っと辺りを探すと、さくらの遊び場となってる空き地の奥の方にうずくまってた


ふたりでさくら～って呼ぶと、返事はするんやけどこっちには来ない。

「何してんのかな？」

その内、さくらの独特な鳴き声が聞こえてきた。

「もしかしたら獲物を見失ったか、どうかしたんかも」

その鳴き声は、捕まえたトカゲやヤモリをリビングでリリースして、
棚の隙間などに逃げられた時、
「ここに逃げたにゃ　ここにいるにゃ　何とかするにゃ」の声と同じ。


「さくら！もう居いへんのやろ？　帰っておいで」

まちゃ助の声に反応したのか？　ゆっくりと立ち上がると、これまたゆっくりと近づいてきた。

「？」
いつもなら走ってくるのに、えらいのんびりやなぁ～って思ってたら、なんか銜えてる


空き地の奥に居たんで、街灯も届かず、良く見えなかったけど、
近づくにつれ、重そうに何かを銜えてのっそりと現れたさくら・・・

やっと街灯の灯りが届きそうなくらいになった時、
「あれって。。。もしかして。。。」
「どしたん？　さくらがネズミでも捕まえてきたか？」

ちょうどお仕事から帰宅したご近所さんのお父さんがそう笑いながら家に入っていったけど、
まさに！

「お母さん！　さくらがネズミを捕まえた」


街灯の灯りに照らされたさくらの口には、そこそこ大きなネズミが


ついにさくらがマジでネズミを捕まえる事になるとは


それを見たお母さんは、「さすがにネズミはないわ」っと早々に自宅へ。

まちゃ助も家に飛び込みたいけど、ネズミ込みでさくらをほっとくわけにもいかず、
「さくら！　早よ、それをポイしなさい」
「嫌にゃ　これはさくらのにゃ」
自慢げに銜えて鳴くさくらに根気よく説得をし、
一瞬、さくらがネズミを離したスキに、さくらを抱えて帰宅

嫌がるさくらの口を除菌のウェットテッシュで拭き、
またしてもさくらのスキをついて外へ出ると、
道の端で転がってるネズミを確認し、
園芸用のシャベルと持って空き地の真ん中に穴を掘り、
シャベルにネズミを乗せよう…っとしたら、ネズミ復活
すんごい速さで逃げってた


その速さで、さくらからも逃げろよ、ネズミ


また追いかけられてはっと、「外に出すにゃ」っと言うさくらを無視して自宅軟禁。


先ほど解放しました


さくらもまちゃ助宅やのぉて、農家とかやったらむっちゃ褒められるのに…
そう思うと、ちょっち不憫になって、
家に居る時に、
「さくらはスゴイね　ネズミを捕まえることが出来るんやね」
って褒めてあげました



ニュースで不妊治療に役立てたいっとマウスを使った実験が京大で発表されてる中、
本能とはいえ、さくらに追いかけられるネズミ。。。



はぁ～　これぞまさしく「野生の王国」







しかし、この近辺にまだネズミが居たことのショックよりも、
可愛いさくらがついにネズミを捕まえた事の方がショックのまちゃ助です