トシリズマブ(アクテムラ)
抗IL-6受容体抗体トシリズマブは、サイトカインの一種であるIL-6(インターロイキン-6)の作用を阻害することで炎症を抑える薬剤。バリシチニブと同様に、免疫異常による炎症を抑制し、重症患者の症状を改善する薬剤として有効性の検証が進められ、米国では2021年6月に緊急使用許可を取得し、欧州でも12月に承認されました。日本でも12月に承認申請を行っています。
ファビピラビル(アビガン)
ファビピラビルは2014年に日本で承認された抗インフルエンザウイルス薬。新型インフルエンザが発生した場合にしか使用できないため、市場には流通していませんが、新型インフルエンザに備えて国が備蓄しています。
経口薬のモルヌピラビルも RNAポリメラーゼ阻害剤でアビガンと同様だ。