塩野義はこれまで、開発と同時に国内工場を拡充し、年間3千万人分を供給できる生産体制の構築に取り組んでいた。同社は引き続き、大規模治験に向けて模索するが、米国では、コロナ禍の非常事態を考慮した緊急使用許可の仕組みで米ファイザー製などのワクチンが実用化されたことなどから、国内でも同様の枠組みの必要性を訴えている。
国産ワクチンで現在、人に接種する治験に入っているのは、第2/3相試験中の創薬ベンチャーの「アンジェス」と、第1/2相試験中の塩野義で、第一三共とKMバイオロジクスが今月中に治験に入る予定となっている。
米食品医薬品局(FDA)が、パンデミック(世界的大流行)などの緊急事態で、ワクチンを含む医薬品を使用しやすくするために、承認されていない医療製品の使用を緊急に許可する仕組み。臨床試験は緊急使用が許可された後も継続され、結果をFDAに報告する必要がある。
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