内容紹介
反日デモや激しい抗議などを見る限り、韓国ではよほど過激な「反日教育」が行われているように思えるが、実際に韓国の学校で教育を受けてきた著者は「直接的に反日感情を高めるような授業は記憶にない」と語る。
しかし、それは「反日教育が行われていない」ということでは決してない。
あえて反日感情をあおるような手法をとっていないだけで、積極的かつ巧妙に子どもたちに日本に対する負のイメージを高めるような教育が行われているのだ。
韓国の「反日教育」の実態を解き明かすためには、「歴史教科書」だけではなく、「国語」「道徳」「音楽」、さらには「校外学習」のような課外授業にまで目を向ける必要がある。
韓国社会が行っている「反日教育」とはどのようなものなのか?
そしてそれはどのような影響を与えていて、今後どうなっていくのか?
韓国人だから書けた韓国の教育問題に鋭く切り込んだ1冊。
著者について
崔 碩栄(チェ・ソギョン)
1972年韓国ソウル生まれ。韓国の大学で日本学を専攻し、1999年渡日。関東地方の国立大学で教育学修士号を取得。
ミュージカル劇団、IT会社などで日韓の橋渡しをする業務に従事する。
2009年韓国へ帰国し、著作活動を開始。
2010年韓国メディアの反日扇動を告発した『김치애국주의―한국언론의 이유없는 반일(キムチ愛国主義―韓国言論の理由なき反日)』を上梓。
同書が韓国文化観光部が選定する2011年社会科学部門優秀推薦図書に選ばれる。
現在、フリーライターとして活動、日本に関する紹介記事を中心に雑誌などに寄稿。
著書に『韓国人が書いた 韓国が「反日国家」である本当の理由』(彩図社刊)がある。