一面の雪。
寒さで家中の暖房フル稼働。
主を亡くした義母は、仏前で般若心経。
日常を取り戻すと決めた家族各々の姿を
雪が真っ白に包む。
なぜかほっとする。
悲しみに暮れるだけの年始が、雪で明るくなった気がする。
もっと降ればいい。
そう願う。
義母「雪見大福みたいね」
私「雪見大福作りましょうか」
義母「そうね!楽しそう!材料はある?」
私「配達頼みましょ」
義母「こんな雪の中配達してくれるの?」
私「勿論!」
義母「へえ!そうなの。凄いねえ!じゃ、早速頼んで作ろうか」
こんな他愛も無い会話に、安らぎを感じつつ、
静かに日常を待つ。
春はきっとすぐそこ。
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