小さな体から魂に届けとばかり振り絞られる歌は一度聞いたら忘れられぬほど。。
前者は、オーディションで平山先生と初めてお会いし、かなめの語り手役(ロルカの実妹・現代のイサベル)をやらせていただいた作品です。
千秋楽に先生ご自身が書いてくださったメッセージ入りの色紙が出演者1人1人に配られまして──そこにはその人の演じた役の台詞が1つだけ選ばれてそれぞれ書かれてありました。
私がいただいた色紙には「私、泣きべそだったの。でもね、ああして兄さんと、ゆっくりみうちのものだけで語ったのは、あれが最後でした」の台詞が。。
私、ほんとに泣きべそだったんです…(笑)
うぅ~なんかこれ以上書き続けると、当時の思い出があふれ出てきてとまらなくなりそう……(涙)
2001年は同時多発テロが9.11に起こった年ですね。そのちょっと前が俳小版『ロルカ』の本番でした。平山先生は、このときの稽古半ばで急逝されたのです。
私、そのときは音響助手として参加させていただきました。
平山先生の作品はとにかく音響効果の量がハンパなくもンのすごい数ありまして、1人で音出しするのはプロでも大変なようで…私はどうしても手が足りないところで猫の手としてお手伝いさせてもらいました。
何せ初めての音効スタッフとしての舞台参加で、役者やるより緊張したのを覚えています。。
泉麗子さんは当時もお忙しくて、全稽古に参加いただくのはとても無理でしたので、お休みの折は不肖ワタクシメ、その代役を務めさせていただいてもおりました。ええ、音効スタッフの務めとして、そういうハメになっていたのですね。。(汗)
とてもすばらしい楽曲だったので、歌わせていただけるのは光栄だったのですが、難しい歌もあり、毎晩お風呂で練習していたのがつい昨日のことのようです。。(笑)
でも、クライマックスシーンにアカペラで一節歌う部分は、一度も正確な音がとれた試しがありませんでした(泣)
音程が難しくて私ではとてもとても…外しっぱなしで申しわけなかったなぁ……今思うと、よくあれで許してもらえてましたよ。(いや、皆さんじっと我慢してくれていたんだと思いますが…)平山先生がご存命でしたら、即やめさせられていたことでしょう。(¨;)
その泉さんが、なんと!
来月の平山先生13回忌偲ぶ会にご出席くださり、あのときの名曲「ぶどうの季節」と他シャンソン1曲を披露してくださることになったとの朗報が入りました!!!
もうめちゃくちゃ嬉しいです。きっと泣きじゃくります、私……
当日までに、当時の音ネタ箱をひっくり返してみようと思います。
聞き始めたら、ゆうに2時間かかっちゃうだろうな。。(泣笑)
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