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不要不急ではない

7月9日は父の命日。
 
ちょうど3年前の2018年、前回のフラメンコスタジオ発表会の翌日、入院先で静かに息を引き取った父。
 
私の本番が終わるまで待ってくれたとしか思えず、危ないかもしれないという弟からの連絡を受け、その日に実家へ帰れるか、間に合うのか、明日になるかも……などと葛藤しながら、とにかく発表会後の諸々をとりあえず必要なことだけ片付け、航空券をウェブ購入し、夫に空港まで車で送ってもらい、夕方の便に飛び乗った私でした。
 
羽田の搭乗口で待つ間に、弟から「逝ったよ」という電話を受け、何だかぼーっとした不思議な感覚のまま、父が眠る葬儀場へ直行したのでした。
 
今年コロナ下での帰省はギリギリまで迷いに迷いましたが、最近とんと物忘れがひどくなった母も心配で。
幸い、母はワクチン接種2回終わっていたので、それも1つの安心材料ではありました。
 
決して不要不急ではない帰省――と自分に言い聞かせ。
 
まあそれでも向こうでは極力大人しく家にいましたよ。
家にいるときも、必ずマスク!(私、以前からマスクはよく使っていたので、全く苦痛じゃないんですねー)
お墓参りして、うなぎとスイカが食べられたので、満足。
あとは、電話だけだとわからない母の様子がよくわかったこと。
 
次はお正月しか会えないけど、今度は当たり前に帰省できるよね、きっと。
私のワクチン接種はたぶん最終組になりそうだけど。

 


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