録画をざっと流し見するつもりが……
後半のオランダ国立バレエ団の『マタ・ハリ』(2016年2月23日、アムステルダムのミュージックシアターでの公演を収録)、主演のアンナ・ツィガンコーワの演技に引き込まれて、結局全編見てしまいましたぁ!
何だか途中から無声映画を見ているかのような錯覚に陥ったほど、それは「バレエ」というより「台詞のない舞台演劇」と思えました。
バレエの技術、美しさはもちろんなんですが、“演技”なんですよ、もう。
「マタ・ハリ」そのものとして生きている彼女がそこにいる……。
踊りながらあれほどの感情を剥き出しにできるなんて……絶対的な技術の裏付けあっての力なんでしょうけど……まったく、くぎづけになるというのはこういうことですね。。。
ジャワ舞踊も美しかった、途中マドリードのシーンではちょいフラメンコ寄りな動きも出てきたし、それも魅かれた要素のひとつなのかなぁ・・・(笑)
とにかくさまざまな型の踊りを2時間、ほとんど出ずっぱりで…ほんとすごい、驚きです。
周りの共演者の方々や音楽、衣裳・セット等の演出もすばらしかったことは言うまでもありません。
舞台は総合芸術ですもんね!
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