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染井吉野の故郷を歩く

2017年04月01日 | 豊島区

◆染井吉野桜記念公園

JR・東京メトロ駒込駅近く、「染井吉野桜発祥之里」の記念碑がある公園 

「ソメイヨシノ」の親にあたる「エドヒガンザクラ」と「オオシマザクラ」が植えられて比較できるようになっている。

ワシントンⅮ.Ⅽ.から里帰りしたソメイヨシノも植えられている

 

◆大国神社

駒込橋のたもと付近にあり「大国主の命」を祭神に天明3年(1783)この地に創建された。徳川家斉が鷹狩の帰りに立ち寄り、そののち11代将軍となったことで「出世大国」「日の出大国」ともよばれる。

 

◆駒込七軒町

染井通りに面したこの辺り、古くは駒込村の百姓地で集落があり七軒の家があったという

 

 

 

◆駒込・巣鴨の園芸

尾張屋(金鱗堂)製作の江戸切絵図の「染井王子巣鴨辺絵図」には~此辺染井村植木屋多シ~と標されている。

染井通りに面した一角には、近隣の大名屋敷の庭の手入れをするために多くの植木屋が軒を連ね、多くの園芸品種を栽培し江戸の名所の一つになっていた。

そのなかでも江戸一番の植木屋として有名だったのが伊藤伊兵衛で「伊兵衛」は世襲の名前で、特に三代目三之丞は「きりしま屋伊兵衛」と称したようにつつじ・さつきを栽培し、その息子政武はカエデ・モミジを栽培し「楓葉軒」と称した。三之丞・政武父子が記した「地錦抄」は日本初の本格的な園芸植物図鑑として知られている。

 

染井通りから染井坂に続く道に曲がったところにある道標

 

◆門と蔵のある広場

旧丹羽家門

丹羽家は染井の著名な植木屋で、江戸中期から伊藤家と共に活躍した。門は藤堂家下屋敷の裏門を移築したものと伝えられ、江戸時代末期の建造とされ豊島区の登録有形文化財に指定されている。

昭和11年の建造で「近代工法を用いた伝統的意匠の土蔵」であると、国の有形文化財建造物として登録された。鬼瓦に丹羽家の家紋「五三の桐」が付いている。

 

寛文12年(1672)の銘がある庚申塔

◆西福寺

江戸時代は伊勢津藩藤堂家の祈願寺で、また染井の植木屋の菩提寺で、伊藤伊兵衛政武(四代目)の墓もある。

明暦元年(1655)年武州豊島三郎染井村の銘が入った六地蔵(右の舟形の石)

 

◆十二地蔵

染井霊園手前の道路脇に、舟形に6体ずつ上下二段に刻まれた珍しい地蔵がある。享保15年(1730)の大火の犠牲者を供養するため近在の人々が建てたものだと伝えられる。

 

 



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