ミドんじさんに触発されて、ワンコを妊娠出産させた経験を書いてみようと思った次第。
まずは、マリナがうちに来た経緯からはじめたいと思います。
マリナは、血統書によると、両親祖父母ともにドッグショーでチャンピオンになったような由緒正しいワンコなのですが、オーバーショット（出っ歯？）のため、ショードッグにはなれず、繁殖用ワンコとしてペットショップで暮らしていました。
そこでの出産経験は不明ですが、ダックスを１匹迷子にしてしまった（その後無事発見）ブリーダーもどきの私の友達のおっちゃんに見初められ、本当は繁殖犬だから売りたくなかったらしいのですが、家賃のかたにたった５万で売られてしまったのです（涙）
おっちゃんちでは、「ダイ」という♂犬と何度か交配し、数多くの出産を経験しました。
生まれたワンコたちは、いいワンコで、１匹なんかは有名なてんぷらやさんの子になって、蝶よ花よと可愛がられているとのこと。
このままいけば、おっちゃんちで繁殖犬として生きていくはずだったのですが・・・
マリナは一度に２匹しか子どもを産まないため、ブリーダー的には採算が合わない、ときたところに、他のメス犬が産んだ生まれた子犬たちが捌けず、１３匹の大所帯となってしまったおっちゃん家。
ひそかに里親を探していたそうです。
どうも私は、絶対可愛がるだろうと目をつけられていたようで、飲み会の席で、「犬、無料レンタルしてるんだけど、どう？」と言われ、酔っ払った勢いで「いいよぉ」と言ったのが運のつき。
てっきり子犬をもらえるんだと思っていたら、現れたのは当時５才の立派な成犬のマリナちゃんでした。
おとなしいのが最高の取り柄のマリナですが、心を開くまでには少し時間がかかりました。
心を開いてからは、もう私にべったりのワンコとなり、同時に内に秘められていた女王ごごろも花開き、これまで我慢していたわがままを一気に出すようになりました。
その後のいろんな出来事を考えると、お互い運命の出会いだったのかも・・・。
数奇な犬生を歩んできたマリナですが、今は我が家で幸せいっぱいと感じているのではないでしょうか。
次回は我が家にきて最初の出産について書きます。
