読書の秋📖ということで今月21日に生誕130年を迎えた江戸川乱歩について、今日は取り上げたいと思います
と言ってもただの感想だったり思い出だったり、それだけなんですけどね
(ネットより拝借しました)
私が乱歩の作品に初めて触れたのは中学生の時
小学生の頃から引き続いて中学に上がってからも西村京太郎ばかり読んでいた私ですが、ある時そんな私に友達が「西村京太郎ならウチにもあるよ」と勧めてくれたのが名探偵シリーズでした
小学生の頃から引き続いて中学に上がってからも西村京太郎ばかり読んでいた私ですが、ある時そんな私に友達が「西村京太郎ならウチにもあるよ」と勧めてくれたのが名探偵シリーズでした
このエピソードは数年前に西村さんが亡くなられた時にも記事にしましたが、この名探偵シリーズというのはパロディで、古今東西の名探偵を一挙に集めて現代の日本で謎解きをさせようという企画ものでした
その作品の中で西村さんによって新たに息を吹き込まれた名探偵の一人に、明智小五郎がいたわけです
その頃はまだ私にとって明智小五郎は「ふ〜ん聞いたことあるなぁ」ぐらいの存在でしかありませんでした
もともと誰の作品に出てくるのかも知らなかったのですが、でも西村さんが描く明智小五郎は間違いなくカッコよかったんですよ✨
身のこなしがスマートで頭も素晴らしくキレて心は穏やかで、私はあれよあれよという間に明智小五郎のファンになってしまったのでした
その明智小五郎の生みの親がご存知江戸川乱歩です
その名前は聞いたことはあるけど何だか怖くておどろおどろしい小説を書く人という認識しかなく読むのはちょっと躊躇われたんですけど…でも明智さんを知ろうと思ったら乱歩を読む他ありません
こちらが私の乱歩デビュー作品『江戸川乱歩傑作選』です
(中学校の図書館で借りて読みました)
明智さんが初登場する『D坂の殺人事件』から読めば良いものを、律儀な?私はやはり処女作から読むべきだという思いで『二銭銅貨』を読み始めました
大正時代の作品なので言い回しも古いし聞き慣れない言葉もあったりして、短編なのに読むのにとても時間がかかりましたわ💦
でも何とか読破
妖しい雰囲気、おどろおどろしい描写、巧妙なトリック、それを鮮やかに解き明かす明智小五郎
どの作品も面白く、すっかり乱歩にハマってしまった中学時代の私なのでした
この傑作選の最後を飾る『芋虫』は短編の中でも私が一番好きなお話
特にラストシーンは「日本語って美しいな」と感動して大学ノートに書き写してうっとり眺めていたほどです
ちなみに長編で一番好きな作品は『孤島の鬼』
この傑作選の最後を飾る『芋虫』は短編の中でも私が一番好きなお話
特にラストシーンは「日本語って美しいな」と感動して大学ノートに書き写してうっとり眺めていたほどです
ちなみに長編で一番好きな作品は『孤島の鬼』
春陽堂さんから出てる文庫は表紙もとても素敵
(実家に置いてあるのでネットから画像をお借りしました)
とにかくあの頃は読んだらすぐ次の作品、という風にババ〜っと急いで読んでしまってたので、時間だったり自分のやる気だったりがあったらもう一度読み返したいな〜…とは思っています