COME BACK JAPAN!! おっかなビックリ日本生活

中国より20年ぶりに日本復帰
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住宅積立金制度に見る中国事情

2011-04-28 21:59:11 | 日記
こんばんは。


先日少し話しましたが、住宅積立金制度というものが、施工されています。
基本 強制加入です。
住宅積立金制度というのは、驚きに制度で、少しだけ説明しますとこんな感じです。
1、シンセン市の制度です。
2、強制加入が義務となっています。
3、個人 各給料総額の5% 企業が5%政府の機関に毎月積み立てて行きます。
4、家を購入したり修繕する時にその個人の積立と企業が積み立てた合計10%を引き出す事が出来ます
5、会社を辞め、シンセン市から出て行く時に同じように合計10%を引き出す事が出来ます。
簡単に言うとこんな驚愕の利息がつく積立制度です。

私の考えでは、住宅バブルで、一般人には、家が買えない状態になっている為
一般人も家が買いやすくする為に会社が半分負担するように!!というカッコつけただけの制度です。
こんな事しても買えない金額になっているというのが、現状です。
だって、給料20000円くらいの人が、2000万くらいしている住宅をどんなにして買うねん!!って感じ。

さて、それでやはり思った通り 加入したくない!!っていう工員が、いっぱい出て来ました。
理由が凄い。
そんな制度しても どうせお金引き出せなくなるのは、目に見えている。
そんなのに積み立てて行くより自分で貯金させて欲しい!!
政府の制度なんて、どうせすぐに変わってしまうに決まっている。

こんな感じです。
ようは、中国人誰一人として、政府の事を信用していないという事です。
制度的には、従業員に対してとんでもないくらい得な制度です。
しかし、加入したくない。って事です。

それで、今日3時から 仕事時間を割いて、説明および質問受け付け会を行いました。
政府の制度が変わるかどうか これは、さすがに私も全くわかりません。
ただ、いままでの経験からして、色々修正されたり変更されたりするでしょう。。。
そういう点では、強く言えないんですが、強制である限り、加入するしか方法は有りません。
会社としても罰則規定が有るようだし、従業員達にも何らかの影響が無いとも限りません。
結局 約1時間半かかっちゃいました。

従業員だいたいは、しぶしぶ納得してくれたのか しょうがないか。。。って感じなのか
一応 納得したような雰囲気で終わりました。
たった一人を除いて。。。
その子は、来月で退社する事になりました。やむをえません。
例外を認めると例外だらけになってしまうので・・・・

日本でも政府を信用している人 特に今は、少ないと思いますが、抗議する方法(選挙)というものが
有ります。しかし中国では、その方法は、有りません。
だから何とか抜け道を探したり、見つかるまでは、逃げ回る企業、個人がいっぱい出ます。
悪循環です。

こうして崩れたまま、変わらない社会が続いて行きます。。。


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