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映画【ルックバック】

2024-11-08 18:44:01 | 映画
チェンソーマン作者である藤本タツキ先生原作の短編漫画を題材にしたアニメ映画【ルックバック】を観た。
1時間くらいの映画だけれど、クリエイター目線での苦悩や喜びが描かれていてとっても良かった。

2人の少女が漫画がきっかけで出会い、2人だけの独特な師弟関係を築いてく様子にくすっと笑える。微笑ましいような、そんな気持ちにさせてくれる。

挫折しながらも漫画へのひたむきな思いにも感動した。漫画家さん達は本当に時間という命を削りながらひとつひとつ作品を作っていてすごいと思う。
オタクとか言って何でもカテゴライズして漫画が嘲笑の対象になる面もあるかもしれないけど、アニメや漫画は日本の誇るべき文化だと思う。

相方が悲劇的な事件に巻き込まれてしまうことで、主人公のやるせなさや無力さが描かれていた。京アニ事件を彷彿とさせる事件だった。

それでも最後には描き続けることを選択したこと、読んでくれている誰かのために届けたいという作家さんの意思、志を感じた。
とっても心に響く映画だった。





映画【正欲】

2024-11-01 13:14:00 | 映画
小説は読んだ事はないけれど、
ネットフリックスのおすすめで見つけてみてみた。

タイトルが意味ありげな、性欲にからめているのか?
正しい欲って何?
正しいとか当たり前って何んなのって投げかけているような、、
今流行りのマイノリティーやLGBTについて扱っている映画だなと思った。

マイノリティーってやっぱり生きづらいし、理解されず生きづらさを抱えてるんだなって事を伝えていたけど、
そもそも大衆や社会、世間って何だろうとか考えた、、

それぞれ趣味嗜好は違うものなのに、昨今の多様性をやたらと強調する風潮は何か気持ち悪いなとは思っていた。
権利などクローズアップされればされるほどきっと対立だったり、意図しない方向にいってしまうような危うさがあるような。

ネットフリックスのドラマ極悪女王をみても思ったけど、日本人特有の陰湿さってあるなぁって。大衆が誰かを叩く風潮が。

単位制高校時代の先生が、人は流されやすい、だから流されるなって言っててその言葉が今も忘れられない。その先生も先生間のいじめか何かで色々あって新設された単位制高校に来たらしい。
高校自体の思い出が遥か昔の記憶のようで色々うる覚えだけど、出会いとか言葉って残るな~と。
誰かの言葉に傷つくけど、誰かの言葉に救われたり。
敵ばかりみたいな風潮な世の中だけど、人は敵ではなくて単に合うか合わないかの気がする。
色んな側面もあるのに、一つだけの側面で映画の登場人物のようにありえないってぶった切るのは違うかな~って。誰か許せないのはその人の問題もある気がする。物事の捉え方って世界の見え方って絶対それぞれ違うと思うから。
単にそういうものだよねって暗黙の了解なだけかもしれないし。

色々と考えさせられた作品でした。
でも人におすすめするのは難しいかも。