チェンソーマン作者である藤本タツキ先生原作の短編漫画を題材にしたアニメ映画【ルックバック】を観た。
1時間くらいの映画だけれど、クリエイター目線での苦悩や喜びが描かれていてとっても良かった。
2人の少女が漫画がきっかけで出会い、2人だけの独特な師弟関係を築いてく様子にくすっと笑える。微笑ましいような、そんな気持ちにさせてくれる。
挫折しながらも漫画へのひたむきな思いにも感動した。漫画家さん達は本当に時間という命を削りながらひとつひとつ作品を作っていてすごいと思う。
オタクとか言って何でもカテゴライズして漫画が嘲笑の対象になる面もあるかもしれないけど、アニメや漫画は日本の誇るべき文化だと思う。
相方が悲劇的な事件に巻き込まれてしまうことで、主人公のやるせなさや無力さが描かれていた。京アニ事件を彷彿とさせる事件だった。
それでも最後には描き続けることを選択したこと、読んでくれている誰かのために届けたいという作家さんの意思、志を感じた。
とっても心に響く映画だった。