JACO PASTORIUSの1976年のソロ名義のデビューアルバムです。好き嫌いは別にして、エレクトリックベース奏者であれば、一度は噂だけでも耳にする事がある人だと思います。エレキギター界でいうところのJIMI HENDRIXだと言えばわかりやすいでしょうか。JACOもJIMIもその楽器において革命者だと言われております。知っている人は少ないかもしれませんが、このアルバムはJACOがWEATHER REPORTに入る前のアルバムなんです(とある雑誌で思いっきり間違っている投稿を読んだ事があります)。わたくしは高校生の時に師匠からこの人の存在を教えてもらいました。教則のビデオやLIVEのビデオなんかも見せてもらいました。当時はただただ上手な人って感じで全然魅力がわかりませんでした。今考えると、全然音楽を聴く耳が養われてなかったのだと思います。ある程度、いろんな音楽を聴いてきた後でこのアルバムを聴くと、その良さや凄さみたいなものがヒシヒシと伝わってきました。その理由の一つとして、ベースのフレーズは速いし、使っているコードやスケールが難しかったりするので、何弾いているかわかりにくいんです。でもよく聴けばその1音1音に意味がある事に気付いたんです。何回も何回も聴けば聴くほどにいろいろな発見ができて、どんどん引き込まれていきます。そんなアルバムです。そやけど、一番驚かされるのはこのアルバムを作った時、JACOは25歳なんです。やっぱ、この人はモンスターです。ベーシストとしては神にも近い存在だとわたくしは思っています。
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