フランシスコ会のAI専門家、テクノロジーが「疑似宗教」になると警告
ジャスティン・マクレラン
2024年 3月 8日
ナショナル/ワールド
2024年3月8日、ローマで撮影された写真で、キーボードの上に置かれた携帯電話に見えるChatGPTアプリ。(CNS photo/Lola Gomez)
ローマ(CNS) -- 人工知能は、人々の情報や現実との関わり方を形作ることで、テクノロジーに「疑似宗教」の地位を与える危険性があると、人工知能の第一人者が語った。
人工知能の専門家で教皇庁立グレゴリアン大学の道徳神学教授であるフランシスコ会のパオロ・ベナンティ神父は、教皇庁立神学アカデミー主催の会議で3月7日、OpenAIのChatGPTのような人工知能による大規模な言語モデルとの対話は、「われわれを現実から分断する」可能性があると述べた。
そのようなモデルに依存することは、「より強化され、より洗練された(推論の)方法を持つ能力を低下させる」可能性がある、と彼は言う。
人工知能は人類と現実との関係を変える可能性がある。"人間の典型的な不安感を満たす支配欲が、機械に関する疑似宗教のような傾向を帯びる可能性がある "と彼は言う。
神学者は、機械がますます "人間化 "するにつれて、人間もまたますます "機械化 "すると述べた。その一例として、彼はある少年を考えてみた。