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8-14世紀のキリスト教史』は、中世、すなわちカール大帝から14世紀の絶対主義国家の出現までのキリスト教の宗教とその制度の歴史

8-14世紀のキリスト教史』は、中世、すなわちカール大帝から14世紀の絶対主義国家の出現までのキリスト教の宗教とその制度の歴史を扱っている。中世との決別とキリスト教史における新たな局面の始まりの兆しは、教皇ボニファティウス8世とフランス王フィリップ1世との闘争である。


キリスト教の歴史におけるこの時期は、西ヨーロッパでカール大帝の神聖ローマ帝国が台頭し、その結果、古代ローマ帝国の残存勢力が西ヨーロッパで消滅したことから始まった。ローマ教皇は、中世共同体の中での自らの役割をますます自覚するようになり、その結果、1054年の断絶と十字軍による破壊に至るまで、東方キリスト教会(通常は正教会と呼ばれる)からの漸進的な離反が始まった。


さらに、アラブの侵略と東方キリスト教の大部分がイスラム教徒の支配下に入ったこと(7〜8世紀)によって、東方キリスト教の様相は大きく変わった。実際、イスラム教徒の支配下に入った(つまりビザンチンの支配から解放された)地域では、反体制派と呼べる教会(例えばエジプトのコプト教会)が自由に発展した。こうした教会と並行して、中世にはユニエート教会と呼ばれる、独自の儀式を保持しながらもアウシュヴィッツ教会を承認した教会も生まれた。


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