JR福知山線脱線事故から丸3年の節目を迎えた25日、事故で学生3人が亡くなり25人が負傷した同志社大の今出川(上京区)、京田辺(京田辺市)両キャンパスで追悼記念礼拝があった。今出川の礼拝堂には約200人の遺族や学生が集まり、大勢が目を閉じて犠牲者の冥福を祈り、涙をぬぐった。
黙とうに先立ち、八田英二学長があいさつ。「生きていたら既に卒業しているか、就職活動をしていたはずだった」と目に涙をため、学生に「生命を尊重してほしい」と訴えた。
亡くなった榊原怜子さん(当時18歳)の同級生で社会学部メディア学科4年の五十川由夏さん(21)は「当時、辛くて事故の報道を見ることができなかった。怜子さんの命を奪った事故を忘れずに伝えていきたい」と話していた。
礼拝は、福島県内で05年に長距離バス事故で亡くなった経済学部の男子学生(当時18歳)の追悼も兼ねて行われた。【古屋敷尚子】
黙とうに先立ち、八田英二学長があいさつ。「生きていたら既に卒業しているか、就職活動をしていたはずだった」と目に涙をため、学生に「生命を尊重してほしい」と訴えた。
亡くなった榊原怜子さん(当時18歳)の同級生で社会学部メディア学科4年の五十川由夏さん(21)は「当時、辛くて事故の報道を見ることができなかった。怜子さんの命を奪った事故を忘れずに伝えていきたい」と話していた。
礼拝は、福島県内で05年に長距離バス事故で亡くなった経済学部の男子学生(当時18歳)の追悼も兼ねて行われた。【古屋敷尚子】